レジを担当していると「指を舐めてお金を数える客」に出くわすこともある。手が乾燥していて仕方ないのかもしれないが、感染症対策の観点から見ると全然ダメだ。
病院で会計業務をしている40代前半の女性(兵庫県/事務・管理)は、会計時、指を舐めようとする患者さんに「舐めないで下さい」とお願いしたところ、
「指舐めな金数えれんのや!」
と、逆ギレをされたというエピソードを明かした。(文:永本かおり)
「あなた、他人の舐めた物触れます?」
「某病院の会計」で働く女性。指を舐める患者についてこう綴った。
「お金を預かる時に指を舐めてお札を数える患者さんがいらっしゃるのですが、昨今のコロナ禍、いやコロナ禍じゃなくても気持ちがいいものではありません」
「わざわざマスクを外して指舐めて…とされるので、会計の周りにはこれでもか!とくらい『指を舐めないで下さい』のポスターを貼り、近くにはアルコールや指を湿らせる小物を置いていて対処してます」
しかし、「それでも舐める人」はいる。
「以前指を舐めようとした方に『舐めないで下さい』とお願いしたところ『あ? 指舐めな金数えれんのや! ワシの唾が汚いゆーんか!』と言われました」
逆ギレする患者さんに対し、
「いや、汚いでしょもちろん。それにここは病院です。どこで何の菌を触ってるかわからんのに、そんな指舐めてあなたが大丈夫?と言いたい」
と、胸中を明かす。その上で、指舐め行為をする人に対し切実な思いをこう訴えていた。
「特にお年を召した方に多いのですが、あなたが舐めた指で触ったお金を他人が預かって数えないといけないんです。あなた、他人の舐めた物触れます?お互いに気遣う気持ちって大事と思います」