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「ブラッククローバー」は人間同士の中で生まれる情熱を描く 高橋文哉の公開アフレコ

2023年05月11日 21:11  コミックナタリー

コミックナタリー

高橋文哉
田畠裕基原作による映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」の公開アフレコイベントが去る5月10日に行われ、映画オリジナルキャラクターのジェスター・ガランドロスを演じる高橋文哉が登壇した。

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同作で声優初挑戦の高橋は、オファーを受けたときを振り返り「こういう作品で自分にお声がけいただいたことがすごくうれしくて、役者冥利に尽きるなと思いました」と当時の喜びを語る。「ブラッククローバー」の原作やTVアニメについては「主人公がどんどん成長して、目標に向かって努力を惜しまず向き合っていく姿が自分もがんばらなきゃなと思わせられますし、それがこの作品の見所だな、素敵なところだなと思います」と魅力を伝えた。

高橋はジェスターの印象について、「今回ともに蘇った歴代魔法帝という(主人公の)敵役が4人現れるのですが、本当に何よりみんなカッコいい! その中でもジェスターだけオーラが違う。余裕があるように見えます」とコメント。蘇ったかつての魔法帝の1人で、クローバー王国の殲滅を目論むという役どころについては「すごく難しかったという印象です」と振り返り、「ジェスターの心情や信念、正義、バックボーンをこと細かにスタッフさんにお聞きして、自分の中にジェスターとしての感情を落とし込んでいく中でキャラクターを作り上げていきました」と、真摯に役作りに向き合ったことを語った。

公開アフレコには緊張した様子で挑んだ高橋だったが、アフレコが始まると曲者感のあるジェスターを演じながら、緊迫のバトルシーンを見事に表現。アフレコを終えると、汗をかいて掠れ声になりながら「ジェスターって、3シーンを録っただけで声がこうなるんですよ。久々に演じて気持ちいいです。わくわくします」と生アフレコの感想を述べた。

最後に、映画の魅力について「『ブラッククローバー』の集大成と言えるくらい、『ブラクロ』の魅力がこの映画には詰め込まれていると思います」とコメント。さらに「誰かに憧れたり、憧れられたり、人間同士の中で生まれるその情熱を丁寧に描いてくださっている、どなたが観ても楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただき、その魅力を皆さんに感じ取っていただけたらうれしいです」と熱いメッセージでイベントを締めくくった。

6月16日公開の映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」は、作者の田畠が総監修とキャラクター原案を務め、原作マンガ「ブラッククローバー」をオリジナルストーリーで劇場映画化した作品。魔法がすべてという世界で、生まれながらに魔法が使えない少年・アスタは逆境の中で魔導士の頂点を目指すが、あるとき先代魔法帝コンラートが現れ、思わぬ争いに巻き込まれてしまう。監督は種村綾隆が務める。

■ 映画「ブラッククローバー 魔法帝の剣」
2023年6月16日(金)全国公開、Netflix全世界配信

□ スタッフ
原作・総監修・キャラクター原案:田畠裕基(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:種村綾隆
キャラクターデザイン:竹田逸子
サブキャラクターデザイン:徳永久美子
プロップデザイン:高橋恒星
美術監督:前田有紀
色彩設計:篠原愛子
撮影監督:國井智行
編集:奥田浩史
音響監督:高桑一
音楽:関美奈子
脚本:ジョニー音田、折井愛
制作:studioぴえろ
製作:映画ブラッククローバー製作委員会
配給:松竹ODS事業室


□ キャスト
アスタ:梶原岳人
ユノ:島崎信長
ヤミ:諏訪部順一
ノエル:優木かな
ユリウス:森川智之
コンラート:関俊彦
エドワード:大塚芳忠
プリンシア:沢城みゆき
ジェスター:高橋文哉
ミリー:飯豊まりえ

※高橋ミナミ、高橋恒星、高桑一の高ははしごだか、島崎信長の崎はたつさきが正式表記。



(c)2023「映画ブラッククローバー」製作委員会 (c)田畠裕基/集英社