マクラーレンで最も軽く最もパワフル! 頂点を極めたスーパーカー「750S」が誕生
2023年05月09日 17:31 マイナビニュース
新型750Sはマクラーレンの中で最も軽量で最もパワフルなシリーズ生産モデル。パワーウェイトレシオは同セグメント最高の587PS/t(クーペの最軽量乾燥重量で計算)で、最も近い競合モデルを22PSも上回るという。
後輪駆動、V8エンジンの新スーパーカーが名高い「720S」の比類ない特徴を新たな高みに引き上げる。ベンチマークを打ち立てた先代モデルを徹底的に分析し、「750S」では約30%のコンポーネントを刷新あるいは変更。パワーアップ、軽量化、スピードアップを果たし、いっそう刺激的で魅力的なモデルとなっているそうだ。
カーボンファイバー製モノコック構造を中核に軽量化を図り、720SよりDIN重量を30kg削減。最軽量乾燥重量はわずか1,277kgで、最も近い競合モデルより193kgも軽いという。カーボン・ファイバー製シェルのレーシングシート、シリーズ生産マクラーレンの標準装備としては最軽量のホイールなど、数々の工夫で重量を削減した。
「Spider」はカーボンファイバー製アッパー・ストラクチャーとコンポジット製リトラクタブル・ハードトップ(RHT)を採用。クーペからの重量増加はわずか49kgとなる。
4.0リッターのツインターボV8ガソリンエンジンは最高出力750PS、最大トルク800Nmに向上。7速トランスミッションは加速力を引き上げる最適なギアレシオに変更した。0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は7.2秒(スパイダーは7.3秒)を実現する。
インテリアはドライバー中心で、ディスプレイやコントロール類で新しいスタンダードを打ち立てているという。
ドライバー重視の新インストゥルメント・ディスプレーをコラムにマウント。その両サイドにアクティブ・ダイナミクスの設定用ロッカースイッチを配するというマクラーレンの革新的デザインにより、ステアリングに手を置いたまま、サスペンションとパワートレインのモード変更が可能だ。
また、エクスクルーシブな新マクラーレン・コントロール・ローンチャー(MCL)により、空力、ハンドリング、パワートレイン、トランスミッションの各設定からドライバーの好みの組み合わせを記憶させ、ボタンひとつで呼び出すことが可能になる。
「テックラックス」と「パフォーマンス」のインテリア・テーマにより、総ナッパレザーかアルカンターラとナッパレザーの組み合わせかを選択可能。さらに注目すべきインテリア・オプションとして、スーパー・ライトウェイト・カーボン・ファイバー・レーシングシート、Bowers & Wilkinsの新高級オーディオシステムなどを備えている。
新750Sはマクラーレンの正規販売店でオーダーを受け付け中だ。（エボル）
