地元の隣県にある某不動産会社に対し、強い嫌悪感を抱いている40代前半の男性(秋田県/専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/個人事業主/年収550万円)。同社が地元に進出してきたいまでは「CMが流れた瞬間チャンネルを変える」ほどだ。
というのも、以前この会社の採用面接を受けた際に、とんでもない暴言をぶつけられたからだった。(文:福岡ちはや)
「今までX市の人、何人か使ってやったけど、どいつもこいつも使えねーヤツばかりだったなぁ」
地元のハローワークで不動産会社の求人を見つけて応募した男性。面接会場までは片道1時間の距離だった。部署の責任者と思われる社員2人と面接し、約2週間後に2次面接の連絡を受けたが、
「求人票には2次面接の記載なんてひとことも書いてなかったのに?」
と戸惑った。しかし男性は気を取り直し、指定された日時に再び1時間かけて不動産会社を訪問した。ところが、そこで散々な目に合うことになる。
「『ここでしばらくお待ちください』と言われ、約束の時間から30分ほど待たされ、ようやく奥の部屋に通されたら経営者と思われる初老男性がふんぞり返っていた」
「そこで面接をするでもなく、自分の履歴書を見て『あんたX市なの? 今までX市の人、何人か使ってやったけど、どいつもこいつも使えねーヤツばかりだったなぁ。だからあんたも使えねーだろーなー』みたいな暴言を吐かれた」
わざわざ1時間かけて訪れた相手に、勝手な決めつけで罵詈雑言をぶつけてきたのだ。
「僕は腹の中で『なんだこのクソジジイ?』と思って黙っていたが、これ以上同じ空間にいたら殴り倒しそうだったから、『履歴書と職歴書を返せ』と言ってその場をあとにした」
この不動産会社がX市に支店を開設したのは、それから3~4年後のことだ。男性は「あれだけX市の人間をディスっていたくせに」と激怒する。
「この面接以来、この不動産会社のCMが非常に不快になり、流れた瞬間テレビのチャンネルを変えたり、自宅に広告などが投函されようものならビリビリに破いてゴミ箱へ投げ捨てるようになった」
因果応報という言葉がある。この不動産会社がX市で経営不振に陥る日は近いかもしれない。
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