富士スピードウェイで開催された2023スーパーGT第2戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』。5月4日の午後に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったau TOM’S GR Supraの坪井翔と宮田莉朋が決勝を振り返り、次戦への展望を語った。
坪井翔/第1、第2スティント担当
「僕らは岡山で悔しい思いをしたので、今回は絶対に獲るという気持ちで臨みました」
「予選6番手でしたが、決勝をしっかり見据えた戦略やクルマ、タイヤだったりと、あくまで450kmの決勝レースで優勝するためのシナリオを公式練習から組み立てていたので、予選順位に関してはまったく心配していなかったです」
「TGRコーナーで追突(スタート直後にAstemo NSX-GTと接触)されたときは、クルマが壊れてしまったのではないかと思うほどの衝撃でした。そのときは順位を下げてしまったのですが、ペースがよかったので1台1台丁寧にオーバーテイクすることができました」
「第2スティントを終えるまでにはしっかりとリードを作ることができたので、次の宮田選手にのびのびと乗ってもらうためにも、非常にいい走りができたかなと思います」
「(第3戦が開催される)鈴鹿に関しては、毎年GRスープラ勢が苦戦を強いられているサーキットのひとつなので、クルマやタイヤをしっかりとアジャストして、1ポイントでも多く獲得できるよう準備していきたいと思います」
宮田莉朋/第3スティント担当
「僕が担当したラストスティントでは、アウトラップと最初の数周が勝負だと思ってプッシュしたので、100号車との差を広げることができました」
「最終的には、(100号車に)大きく差をつけて優勝することができたので、岡山で悔しい思いをした分をここで晴らすことができて嬉しいです」
「第1、第2スティントで坪井選手が頑張ってくれたからこそ、この大量リードで優勝することができたので、坪井選手とチームに本当に感謝しています」
「今回優勝したので、次戦からはサクセスウエイトが積まれてしまいますが、チャンピオンを獲るためにも1戦1戦しっかりとベストを尽くして戦いたいと思います」