田島列島原作による実写映画「水は海に向かって流れる」の公開に先がけ、田島描き下ろしのレポートマンガが公開に。また、マンガ家4人からコメントが到着した。
【大きな画像をもっと見る】レポートマンガには、田島が映画の撮影現場に訪れた際や、主演の榊千紗役・広瀬すずと対談に臨んだときの心情が収められている。田島が見た後ろ姿の広瀬のつむじや、熊沢直達役・大西利空の顔の小ささをはじめ、出演者の高良健吾、當真あみ、北村有起哉それぞれの印象が、田島独特の目線で描かれた。併せて、田島が撮影現場を見学した際の広瀬と大西とのスリーショットも公開されている。
また、映画を鑑賞した山下和美、鶴谷香央理、高松美咲、真造圭伍からはコメントが到着。山下は「観ていて幸せな気持ちになっていく」高松は「泳いでも、ジタバタしても、茶化しても、怒ってもなんでもいいよと包み込んでくれるような物語だと思いました」とコメントした。
6月9日に全国公開される「水は海に向かって流れる」は、高校進学を機にシェアハウスで暮らすことになった高校生・直達と、住人たちとの共同生活を描く物語。どこか冷めたOL・榊千紗をはじめとした個性豊かな住民たちに加え、直達の同級生・楓も交えた人間模様が展開される。監督を務めるのは「陽気なギャングが地球を回す」の前田哲。原作は別冊少年マガジン(講談社)にて連載され、単行本は全3巻で刊行中だ。
■ 山下和美コメント
どんな深刻な展開になっても、柔らかく自然に流れるように進んでいく。
観ていて幸せな気持ちになっていく。深刻なのに幸せって、凄くないですか?
■ 鶴谷香央理コメント
どうやって怒ればいいのかわからない時、でもその怒りがどうしてもはみ出してきてしまう時、誰かがそれをわかってくれるだけで、どんなに心強いだろう。
登場人物たちの、時に可笑しく時に切ないごまかしのない気持ちが、スクリーンを通して何度も心に届き、雨のように染み込んできました。
「水は海に向かって流れる」というタイトルの意味を、理屈でなくわかったような気がします。
この映画が手渡してくれる清々とした喜びを、ぜひ味わってもらいたいです。
■ 高松美咲コメント
ちょっとおかしくてご飯のおいしい日々は、実はどの瞬間も、逆らうことのできない流れの中にある。
泳いでも、ジタバタしても、茶化しても、怒ってもなんでもいいよと包み込んでくれるような物語だと思いました。
■ 真造圭伍コメント
そよぐ風、香る生活、流れる水。それらが、こじれた人間関係をほぐしてくれる。
猫が可愛くて、山盛りのゆで卵を、大事な人と無性に食べたくなりました。
■ 映画「水は海に向かって流れる」
2023年6月9日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
□ スタッフ
監督:前田哲
原作:田島列島「水は海に向かって流れる」(講談社「少年マガジンKCDX」刊)
脚本:大島里美
音楽:羽毛田丈史
主題歌:スピッツ「ときめきpart1」(Polydor Records)
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作プロダクション:スタジオブルー
製作:映画「水は海に向かって流れる」製作委員会
□ キャスト
主演:広瀬すず
出演:大西利空、高良健吾、戸塚純貴、當真あみ、勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久
(c)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 (c)田島列島/講談社