コースイン後は各車1分40秒台でウォームアップを行っていく。そんななか残り3分というところでHACHI-ICHI GR Supra GTの三宅淳詞が1分36秒744のターゲットタイムを記録すると、その他のマシンも続々とタイムを上げてくる。
まずは埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が1分36秒520で三宅を上回ると、DOBOT Audi R8 LMSの片山義章、PONOS GAINER GT-Rの大草りき、Bamboo Airways ランボルギーニ GT3の坂口夏月が吉田のタイムを更新する。
その後もアタック合戦は続き、まずHOPPY Schatz GR Supra GTの菅波冬悟が1分36秒185で4番手に飛び込むと、初音ミクAMGの片岡が2度目のアタックでタイムを上げ、1分35秒921で2番手に順位を上げてくる。さらに最終アタックでPONOS GAINER GT-Rの大草が1分35秒697というトップタイムを記録してQ1A組はチェッカーとなった。
最終的にQ1A組はHACHI-ICHI GR Supra GT、シェイドレーシング GR86 GT、apr GR86 GT、RUNUP RIVAUX GT-R、植毛ケーズフロンティア GT-Rの5台が敗退となっている。
■Q1B組:SUBARU BRZ R&D SPORTがまさかの敗退 Q1A組に続いてQ1B組は15時33分から定刻どおり開始された。こちらも出走する各車はコースオープンと同時にピットを離れるが、Studie BMW M4は少しのステイを挟んだ後、その他の12台がコースインした後に荒聖治がピットを後にした。そして今季からの新マシンであるapr LC500h GTは第3ドライバーの根本悠生がアタッカーを務める。
富田のアタックをきっかけに各車ともタイムを上げ、apr LC500h GTの根本が1分35秒950で2番手に入ると、LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥が3番手に続く。さらにSyntium LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑、K-tunes RC F GT3の高木真一がともにタイムを更新して2番手に上がる。
トップタイム更新合戦も激しく、JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥が1分35秒538でまず首位に立つも、それに続いたmuta Racing GR86 GTの平良響が1分35秒512というタイムでトップに立つとB組はチェッカーを迎えた。
結局B組はANEST IWATA Racing RC F GT3、SUBARU BRZ R&D SPORT、Studie BMW M4、Yogibo NSX GT3、アールキューズ AMG GT3が敗退となっている。
■Q2:王者オリベイラがGT300初ポール。LC500、初音ミクが続く GT500クラスのQ1終了後、GT300クラスはQ1を突破した16台で争われる10分間のQ2セッションが16時08分から開始となった。シグナルグリーンと同時に各マシンがコースに出ていくも、DOBOT Audi R8 LMSはステイを選択、先にコースに出ていったマシンが1周を終えようとするタイミングでコースに出ていった。
その後は同じくブリヂストンタイヤを装着するmuta Racing GR86 GTの堤優威が1分35秒286、埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が1分35秒279でトップタイムを更新していく。その他のマシンもK-tunes RC F GT3の新田守男が3番手、JLOC ランボルギーニ GT3の小暮卓史が上位に顔を出してくる。
2番手には0.062秒差の僅差でapr LC500h GTが続き、3番手には最後のアタックで谷口信輝がセクター3全体ベストを記録したグッドスマイル 初音ミク AMG。4番手以下は埼玉トヨペットGB GR Supra GT、muta Racing GR86 GT、JLOC ランボルギーニ GT3、GAINER TANAX GT-R、LEON PYRAMID AMG、K-tunes RC F GT3がトップ10となっている。