対抗にはブリヂストン装着のニッサンZで富士に強い印象のある昨年度王者のMARELLI IMPUL Z、大穴は“富士マイスター”の立川祐路がドライブし、石浦宏明とともに復活を果たしたいZENT CERUMO GR Supraとします。全員が大本命としているau TOM’S GR Supraはもちろん優勝候補ですが、GRスープラの決勝スピードが読めない部分があるのでポールポジションに留めておきたいと思います。
●カワノ(GT現場経験4年目。GWの富士といえばスーパーGT公式ガイドブック!)のウイナー予想
◎本命:#36 au TOM'S GR Supra 〇対抗:#37 Deloitte TOM'S GR Supra △大穴:#19 WedsSport ADVAN GR Supra
そして、富士での過去4大会中3戦でポールポジションを獲得しているWedsSport ADVAN GR Supraの予選タイムも注視したいです。SW4kgがどれほどのタイムロスとなるかは予想が難しいところですが、必ず予選から上位に食い込んでくるでしょう。あとは岡山で見せたオープニングラップでのポジションアップを富士でも見せられるか、そしてアウトラップのペースにも注目です。
◎本命:#36 au TOM'S GR Supra 〇対抗:#17 Astemo NSX-GT △大穴:#100 STANLEY NSX-GT
PP予想:#16 ARTA MUGEN NSX-GT
ドライバーとしてまさに今、ピークを迎えつつある坪井翔と全日本スーパーフォーミュラ選手権初優勝を飾ったばかり宮田莉朋という旬のふたりを揃えた36号車au TOM'S GR Supraを本命に挙げる。トムスも前回の開幕戦では考えられないミスをしてしまったが、そこは名門チームの意地として2度ミスは続けることはない。宮田のスーパーフォーミュラ優勝でチーム全体としても切り替えができていると予想する。
対抗は結果的にこの富士を得意としている17号車Astemo NSX-GT、そして開幕戦の序盤のドライコンディションで圧倒的な速さを見せた100号車STANLEY NSX-GT。もう一台挙げるなら、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraもこの富士を得意とし、前回の開幕戦での屈辱を晴らしたいはず。予選日、決勝日ともドライコンディションが続くようなので、3メーカー、そしてチームの今季のポテンシャルをしっかりと見極めたい。