些細なことかも知れないが、大事な決断をするのは難しい。東京都の50代後半女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他)は
「私を大事にはしてくれないな、と何だか急に冷めてしまいました」
と過去の恋愛を語る。(文:谷城ヤエ)
「高学歴、高収入の元彼に執着していただけ」だったかも?
女性が「3歳下の高学歴の元彼」と最初に出会ったのは合コンだった。
「食べ物の話になり、好きな物、嫌いな物は?となり、お漬物が苦手と言った途端に『○○家の嫁にはなれないな』と。えっ、お漬物くらいで?と思いましたが、漬物樽の小屋があるらしく、京都の昔ながらの旧家みたいで」
漬物の話で多少驚いたものの「他のことでは話しが合い、付き合うことに」なったという。 その後10年交際が続き
「両親にいつひきあわそうか、俺の方はもう親に紹介することを話してある、となりました。だけど、肝心の元彼は、あまり気がのらない感じ。今思うと、自分の趣味に費やす時間が多く、私は二の次みたいな感じでした」
男性の態度に納得いかない部分がありつつ、女性は「看護師で夜勤もあり、元彼と休みを合わせることが難しかった」ため、「しょうがないかな、と我慢して」いたそうだが…。
「煮え切らない元彼の様子に、『あー、結婚しても、ずーっとこんな感じなんだろうな』と思った」
さらに女性は出会った合コンの日を思い返し、
「まだ、その時は付き合ってもいないのに、○○家の嫁にはなれない、と上から目線で言われたことが凄く気になり出した」
「私がいつもいろんなことを我慢したり、合わせたりしないとならないな、私を大事にはしてくれないな、と何だか急に冷めてしまいました」
考えれば考えるほどモヤモヤが止まらなくなってしまったようだ。
「元彼に結婚は辞めたい、別れたいと話した時には、もう、両親にも話してあるのに、と言われましたが、私の気持ちは戻らず。私も高学歴、高収入の元彼に執着していただけで、元彼の本質的なところ、良いところも悪いところもわかってなかったのかも」
「元彼も何の悪気もなくさらっと言った会話なだけに、お漬物一つで、嫁にはなれないと即答されたことが最後までひっかかるとは、思いもしませんでした」
と当時を振り返った。元彼もまさか漬物が別れる原因の一つになるとは予想してなかっただろう。
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