Text by CINRA編集部
中銀カプセルタワービルのカプセルを再活用する、松竹の新スペース「SHUTL」が今秋にオープンする。
東劇ビル隣に開業予定の「SHUTL」は、昨年解体された黒川紀章設計のメタボリズム建築・中銀カプセルタワービルのカプセルを取得・再利用し、伝統と現代の新たな接続方法を生み出す実験場。2基のカプセルを収納し、それぞれのカプセルを活用しながら美術・工芸作品の展示・販売や映像上映を想定しているという。
カプセルはオリジナルの内装を保持したカプセルと、内装を取り払ったスケルトン状態のカプセルの2基となり、レンタルも可。カプセルの空間や特徴を活用した企画や作品の販売もできるほか、松竹、運営を受託するマガザンがキュレーションする企画も行なわれる。ロゴデザインは三重野龍が担当。
中銀カプセルタワービル 画像提供:中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
スケルトンのカプセル内観 撮影:山根 かおり
オリジナルの内装を残したカプセル内観 撮影:山根 かおり