トム フォードの新クリエイティブディレクターにピーター・ホーキングスが就任、CEOにはギョーム・ジェセル

　「トム フォード（TOM FORD）」が、ブランドの社長兼CEOにギョーム・ジェセル（Guillaume Jesel）を、新クリエイティブディレクターにピーター・ホーキングス（Peter Hawkings）を任命したと発表した。ブランドの創業者でもあるデザイナー トム・フォード（Tom Ford）は2023年末までクリエイティブ ビジョナリーとしてブランドに携わった後、自身の映画制作に専念する。

　ジェセルは、最高責任者としてブランドの全カテゴリーを監督。親会社であるエスティ ローダー カンパニーズ（ESTEE LAUDER COMPANIES）のエグゼクティブリーダー ジェーン・ハーツマーク・フーディス（Jane Hertzmark Hudis）の直属となり、ブランドの総合的なラグジュアリー戦略を担うとしている。
　クリエイティブディレクターに就任したホーキングスは、1988年にフォードが率いていた「グッチ（GUCCI）」でキャリアをスタート。2006年にはトム フォードのブランド立ち上げに携わり、近年ではメンズ部門でシニア バイス プレジデントを務めていた。今後はフォードの後任として、メンズウェア・ウィメンズウェア・アクセサリーのクリエイティブディレクションおよびファッションショーのリードデザインを手掛ける。
　今回の人事発表を受けフォードは「ブランドはピーター・ホーキングスという完璧なクリエイティブディレクターを見つけた。今回の人事によって、今後も私の信念がブランドに受け継がれていくことを確信した」とコメントしている。