働く人の「ワークライフバランス」をまったく考えない企業は、新入社員が定着しなくても仕方ない。鹿児島県の50代男性(サービス・販売・外食/年収300万円)は、「新入社員が定着しない職場」をテーマにしたアンケートに
「入社2年10か月で辞めました。入社当時は20名いた社員も私が辞めるころには、13人になっていました」
と驚きの離職者数を明かし、自身が辞めた理由を綴った。(文:okei)
お迎え時間を相談したら「長時間保育(13時間程度)できるところを探してください」
男性の退職理由はもちろん一つではなかった。
「子どもがうまれて残業を断ったら、人がいないからと強制的に残業させられた」
「子どもが熱を出して休みたいとお願いしたら、『自分のシフトの代わりは自分で探してから休みをしてください、また交代したらその出勤した人の代わりに出勤してください』と言われた」
などのほか、「身内に不幸があった時も同じことを言われた」という。また、子育てがしづらい会社だと分かる、こんなやりとりもあった。
「子どもの保育園のお迎え時間について相談したら『長時間保育(13時間程度)できるところを探してください』と言われ、通園時間まで考えると14時間を超えることになり無理だと言ったら呆れ顔された」
淡々と並べながらも憤りをにじませる男性。安心して子育てできない環境に相当不満がたまっていただろう。耐えがたいことは他にもあり
「作業を少しでも失敗すると反省文を書かされる、サービス残業の強制をさせる」
と吐き捨てるように書いていた。
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA