採用面接で仕事に関係のない質問をすることはタブーとされているが、それでも血液型などを聞いてくる面接官はいる。群馬県に住む20代後半の男性(サービス・販売・外食/正社員/年収350万円)は、不快な気持ちにさせられた面接の体験談を明かした。(文:谷城ヤエ)
10年ほど前、「転職活動中に応募した会社」の面接へ向かった。面接でよくある質問が一通り終わった後、
「最後の質問に、『血液型は?』。想定外の質問に戸惑いつつもBと返答。その後ため息をし『面接は以上です』と嫌な態度で言われ帰路に」
「デリカシーの無い質問を平気でし、露骨に態度変える人がいる会社には行きたくありません」
血液型を聞いてあからさまに態度が変わった様子だ。後日「電話で不採用の案内」があったという。血液型が原因だったのかは不明だが「声質的に面接をした人とは違う人みたいでしたが」と前置きしたうえで
「『面接でデリカシーの無い質問を平気でし、露骨に態度変える人がいる会社には行きたくありません。この度は不採用ありがとうございます』と返答し、求人を出しているハローワークに報告しました」
はっきりと自分の意思を伝えた男性。
「もし血液型を聞かれずに採用になっていたとしても、長居はしなかったと思います。面接受けた約5年後に逮捕者が出て行政から業務停止命令。当時の営業所は今見ると完全閉鎖しているようです」
と綴った。採用されたとしても行かない、というのは賢明な判断だったようだ。
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ