4月26日、レプソル・ホンダ・チームは、MotoGP第4戦スペインGPもマルク・マルケスを欠場させることを発表。その代役にイケル・レクオーナを起用することもアナウンスした。
マルケスは開幕戦ポルトガルGPの決勝で接触転倒した際に右手の第1中手骨を骨折。その後、手術を受けて回復と途中にあるが、4月28~30日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催される第4戦スペインGPを欠場することとなった。
その代役にスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているレクオーナが抜擢された。彼は2016~2019年にMoto2に参戦し、2018年と2019年に1度ずつ表彰台を獲得。2020年と2021年はKTMからMotoGPクラスに参戦した経験を持っている。
翌2022年からはSBKに舞台を移し、Team HRCでホンダCBR1000RR-Rを駆り3位表彰台を1度獲得。鈴鹿8耐にも同チームから参戦して優勝を飾っている。
スペインGPではHRCのMotoGPテストライダーを務めるステファン・ブラドルがワイルドカード参戦することになっているため、レクオーナがマルケスの代役を務めてジョアン・ミルとともにレプソルカラーのホンダRC213Vを走らせる。
■イケル・レクオーナ
「まず、マルクの回復を祈っている。彼はMotoGPの基準であり、ファンだけでなく、ライダーも彼をとても恋しく思っていると思う」
「僕にとっては、MotoGPに戻って、憧れのチームで走れるということは、もちろん素晴らしい機会になる。しかも、スペインのファンの前でというのは、また特別なことだ。でも現実的に考えなければならないし、とてもタフで厳しい週末になることは間違いない」
「今年と昨年はTeam HRCでSBKに専念してきたが、今はMotoGPで異なるすべてのことに慣れる必要があるし、ホンダRC213Vという全く新しいバイクも覚えなければならない。何があってもベストを尽くし、結果を見届けたいと思う」