求人票に書かれていた内容と、実際の仕事が異なっていたという体験談が後を絶たない。給与や勤務時間など内容はさまざまだが、今回紹介するのは求人には載ってない「資格」を求められたというエピソードだ。茨城県の40代女性（その他／正社員・職員／年収200万円）は、高校卒業後に就職したホテルを1か月も経たないうちに退職した理由を綴った。（文：林加奈）
求人には「要普免」の記載がないのに
通勤には車が必須だったが「求人票に『要普免』と記載がなかったので、働きながら自動車学校の資金を貯めて免許取得を考えていた」という。ところが
「研修最終日、『免許がない人は明日から自動車学校へ通うように』と。自動車学校と車購入資金、安く見積もっても60～70万円はかかるはず。母子家庭でまあまあの貧困家庭には到底出せない額だし、正社員とはいえ、高校卒業したばかりの未成年がお金を借りて資金調達することもできなかったので、辞めることにしました」
と退職の経緯を明かしている。仕事で必要というより通勤の話なので、会社に相談すれば猶予をもらえたのかもしれないが、有無を言わせない雰囲気だったのだろうか。
辞めた後の心境については
「辞めてスッキリしました。『明日から自動車学校へ通うように』というくらいなら、求人票に『要普通免許』と載せるべきでは！？と思ってモヤモヤすることもありましたが、社会人1年目からいい経験になりました」
と綴っていた。
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