恋は盲目というが、それ友情が壊れることも。30代後半の女性(神奈川県/専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収900万円)が、恋愛至上主義の友人に振り回された経験を投稿で寄せた。それは高校時代、友人と志望大学の軽音サークルのライブに参加したことが発端だった。
「友人はそのサークルのライブで、2個上の男性ギタリストに一目惚れ。何としてでもサークルに、そしていつか憧れの先輩と恋仲に……と、なんと志望学部を変えてまでその大学に合格を果たしました。私はひと足早く推薦合格でしたので、2人で喜び合いました」
ところが大学入学後、2人して軽音サークルに入部したところから、雲行きは怪しくなっていく。(文:福岡ちはや)
「あっけなく破局していました」
その友人は、「もともと目立つことが大好きで、活発で声が大きく、ちょこちょことせわしないタイプ」だったと綴る。それに対し、女性は「昔から背丈が大きく、落ち着いた性格だった」といい、2人は正反対の気質を持っていた。
ややこしいことに、例の先輩のタイプは友人ではなく女性のほうだったらしく、その先輩が
「キレイ系のお姉さんぽい子が好き」
「今年の1年ならA(私)がダントツ」
とふざけ半分で言っていたことが友人の耳に入った。この日を境に、友人の女性に対する態度がおかしくなり始めた。当時について、次のように振り返る。
「毎日のように友人から鬼電でした。『先輩とこんな会話をしたの。先輩はカレーが好きなんだって!で、アンタは先輩のことどうなの?』と。『興味ないよー』と毎日伝えるのですが、(友人は)納得せず、その先輩が私と会話する度に睨んできたり、ススス……と近寄ってきて『ねえ、2人きりで何話してたの!?』と詰め寄られたり」
「ある日は『今度先輩の車でライブのコスチュームを買いに行くんだけど、アンタも来る?』と言われたので行くと答えると、それはそれは大きい声で『えぇっ!? アンタ来んの!?』と。ああ、2人きりになりたいから来ないでくれって意味だったのね、とうんざり」
辟易した女性は「アルバイトが忙しいから。ほかにやりたいことができたから」とサークルとともども距離を置くことを決意し、友人・先輩との連絡手段をブロックした。ありていに言えば友人のせいでサークル活動を諦めた形だ。
その後、元友人と先輩はめでたく結ばれたそうだが、結局はこんな末路をたどったという。
「その後サークル内でも2人でイチャイチャすることが多かったそうで、“自分たちが気に入らないというだけで1年を追い出した挙げ句、公私混同するやつら”というレッテルを貼られ、あっけなく破局していました」
恋愛に夢中になり過ぎると、良好だった人間関係もあっさり終わってしまう。女性は、
「ずっと仲の良かった友人なのに、嫉妬心だけであんなに目の色を変えてくるんだというのも驚きましたし、今となっては絶縁できてよかったなと思います」
と胸の内を綴った。
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