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JR東海「QuizKnock」タイアップ企画、超電導リニアの技術紹介など

2023年04月24日 17:31  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
JR東海は24日、リニア中央新幹線の事業内容や超電導リニアの技術を楽しくわかりやすく伝えるため、伊沢拓司さん率いる東大発の知識集団「QuizKnock」(クイズノック)とタイアップ企画を実施すると発表。YouTube動画、座談会記事、対談動画を公開した。


「QuizKnock」(クイズノック)は「東大クイズ王」伊沢拓司さんが中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、なにかを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信しており、YouTubeチャンネル登録者は201万人を突破(2023年4月時点)している。



今回のタイアップ企画は、中学生・高校生に人気の「QuizKnock」とコラボすることで、将来、リニア中央新幹線のメインユーザーとなる学生を中心に、超電導リニアに関する理解を深めてもらえるように企画した。今回は3つの企画(YouTube動画、座談会記事、対談動画)を実施し、JR東海や「QuizKnock」のYouTubeチャンネル・ウェブサイトに公開していく。



YouTube動画は、「QuizKnock」メンバーの伊沢さんと須貝さんがリニアを貸し切って収録。動画タイトルは「たった1問のためにリニア貸し切ってみた」。「QuizKnock」公式YouTubeチャンネルに公開されている。リニア中央新幹線の東京(品川)~名古屋間の(最速)所要時間40分の間にクイズを解くと、500km/hで走行するリニアから脱出できるという内容になっている。

この動画は4月24日時点で再生回数34万回を記録。「本当に未来の象徴だったものの完成が目の前に迫っているの信じられないな」「まさかクイズでリニアの速さが理解出来るとは思いませんでした」「1時間で東京-大阪間を移動できるようになるって革命的」などのコメントが寄せられた。


座談会記事では、関東出身と関西出身の「QuizKnock」メンバーが、帰省や旅行など「移動」にまつわるエピソードとともにリニア中央新幹線によって実現する可能性がある未来について語っている。知識集団らしい、驚きの活用方法も飛び出したとのこと。記事のタイトルは「東京→大阪が1時間! QuizKnockメンバーで『リニア後の未来』を妄想してみた」。「QuizKnock」公式サイトに公開されている。



対談動画は、大学で超電導を専攻していた須貝さんが、JR東海リニア開発本部長の寺井氏へ、超電導リニアの開発にかける思いや超電導リニアのしくみについてインタビュー。動画タイトルは「【大興奮】超電導博士・QuizKnock須貝がJR東海リニア開発本部長と夢の対談」。JR東海公式YouTubeチャンネルに公開されている。この動画は4月24日時点で再生回数9.1万回を記録しており、高温超電導の話で興奮している須貝さんの姿は必見とのこと。


3つの企画すべてに出演した須貝さんは、「超電導リニアとタイアップできてとても嬉しいです。小学5年生の夏休みに自由研究の題材として工作とポスターの制作を行いました。大学、大学院では研究分野として超電導を選んでおり、自分の研究分野を説明するときにいつも主たる応用例として超電導リニアを紹介していました。今回の取り組みで、その豊かさをもたらすスピードと、物理学や工学で実現できる安全性にあらためてワクワクできました!」とコメントしている。(木下健児)