Text by CINRA編集部
夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』が8月21日からNHK総合で放送される。
兵藤るりが脚本を手掛ける同作は、自分を偽り、「友人の仮面」をかぶった女性の物語。スポットライトを浴び続ける幼なじみ・鍵谷美晴の個性を自分のものとして偽って内定を得た笠松ほたるは有名大手企業で仕事をこなしていたが、ある日街で美晴と再会するというあらすじだ。
就職活動で連戦連敗中の大学4年生・笠松ほたる役に蒔田彩珠、鍵谷美晴役に髙石あかりがキャスティング。
【蒔田彩珠のコメント】
ほたるは特別な子ではなくて、きっと誰もがほたるなんじゃないかな?と思いました。自分に自信のある人も無い人も、誰かにどこか憧れていたり羨んでいたり、その気持ちに振り回されてしまったり。でも、好きってそういうものだと思うし、好きじゃないと友達にはなれないと思うんです。そんな人に出会えたほたるはラッキーな女の子です。気がついていないけど。私もほたるより一足先に将来についてたくさん考えた時期がありました。辛くても、その時間があったからこそ今の私がいます。その時の気持ちを大切に丁寧に演じたいと思います。誰もが人生の岐路や人との関わりに悩むことがたくさんあると思います。ほたるが一生懸命考えたり、周りの人達からの言葉や励ましを受け成長し、選択していく様子を一緒に見守っていただけるとうれしいです。
【高石あかりのコメント】
鍵谷美晴は、人々が理想とする、誰からも頼られいつも何かの中心にいるような人物です。一方で、とても人間らしい一面も併せ持っていて、役をつかむことの難しさも感じています。年齢が近いこともあり、そういう部分でも自分と重なるものがたくさんありました。“今”美晴を演じられる事に意味を感じながら、真っ直ぐに役と作品に向き合っていきたいです。「自分とは」誰もが考えるこの問いに寄り添い、視聴者の方と一緒に考えていけるような作品になれるよう精一杯撮影に臨みます。そして、不安定だけど真っ直ぐに進もうとする彼女たちの歩みを、最後まで見守っていただけたらうれしいです。