フェラーリのカルロス・サインツは、彼が2026年にアウディへ移籍するという「裏付けのないでっちあげられた」うわさに不満を持っている。
アウディは2026年にシャシーパートナーのザウバーとともにF1に参入するべく、次世代のF1パワーユニットを開発中だ。
今年初め、アウディのF1責任者であるアダム・バーカーは、2026年のドライバーラインアップ候補について議論するのは時期尚早だと述べた。しかしメディアは、サインツがアウディの候補者リストのトップにあると報じている。おそらくサインツの父親でラリーのレジェンドであるカルロス・サインツ・シニアがアウディと契約しており、現在強力な関係を築いていることから、このうわさが広まったのだろう。
しかしサインツはメディアが伝えたゴシップに不満を抱いている。
「僕には2025年の契約もないのに、なぜ人々が2026年に起きるかもしれないことを話しているのか理解できない」とサインツが語ったと『Marca』が報じた。
「裏付けもないでっち上げられたうわさが出てきて腹が立つよ」
サインツは昨年のイギリスGPで、キャリア初のグランプリ優勝を飾った。しかし28歳のサインツは、今シーズンはチームメイトのシャルル・ルクレールとともに、マシンのパフォーマンス不振のせいで苦戦している。だがマラネロでの長期的な将来を見据えており、彼の忠誠心は今後いずれかの時点で報われるだろうと信じている。
「僕はあと何年もフェラーリに残るつもりだ」とサインツは断言した。