ふだんプライベートで付き合いのない同僚から「カフェに呼び出し」された場合、何事かと身構えてしまうものだろう。「職場のやばい人」をテーマにした体験談の募集に、茨城県の40代女性(事務・管理/年収550万円)から
「つい先日、5年間ほど同じ部署で一緒に働く40代女性に相談があると言われカフェに呼び出されました」
というエピソードが届いた。何かの勧誘か?と誰でも頭をよぎるだろうが、事態は予想外の結末に向かった。(文:okei)
「スタンドの店員さんに聞くのが恥ずかしいという事でした」
「車社会の田舎住まいで会社も全員車通勤という田舎の当たり前の環境に住んでいます」
前述の通り40代女性に呼び出され、「何かの勧誘かとこちらもビクビクして行くと、彼女の口から出た言葉」は
「セルフのガソリンスタンドでの給油方法がわからないから一緒に行って教えてほしい」
というものだった。拍子抜けするくらい他愛ないお願いだが、相手は理由をこう話した。
「彼女の住まいの半径20キロにはセルフのガソリンスタンドしかありません。聞けばいつもお父様が給油してくれるのでやり方がわからない、そのお父様も入院してしまい困っている、スタンドの店員さんに聞くのが恥ずかしいという事でした」
なんにせよ、怪しげな勧誘ではなく女性は安堵したことだろう。親切に「その足で近所のガソリンスタンドでやり方を教えた」という。同僚も感謝したはずだ。ところが、話はこれで終わらない。
「会社の人に目撃され、社内で拡散」
「私は何も悪くないのに彼女は『恥をかかされた!』と怒りしばらく無視されています」
と事態は思わぬ方向に。女性にしてみればとばっちりもいいところだが、こんなささやかな仕返しをしたことを書いていた。
「むかついたから今までお父様に給油してもらっていた話をバラしました、ごめんなさい」
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