4月22日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースのJSB1000クラス レース1が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は名越哲平(SDG Honda Racing)となっている。
全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4の決勝レース1は、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。エントリー70台のうち、予選を通過した44台のフルグリッドで迎えたレース1。午前中の予選と同様に風は強いものの、晴れてドライコンディションの中、14周の戦いがスタート。
ホールショットは中須賀、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、名越哲平(SDG Honda Racing)、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)の順で2コーナーを進む。7コーナーで岡本が先頭に立つと、オープニングラップを制する。
2周目、名越が130Rで中須賀をパスして2位に浮上。中須賀はすぐ後ろで様子をうかがう。3周目、シケインで名越を抜き返した中須賀は岡本の背後に迫る。この2台を名越と水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)が追いかけていく。
スポット参戦の日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が単独4位、5位津田拓也、6位作本輝介(Astemo HondaDream SI Racing)、水野は7位でチェッカーを受けた。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)レース1:優勝 「非常に難しいコンディションでしたが、岡本選手が予選並みのハイペースだったので、序盤はついて行くのに必死でした。でもこれをもう少し頑張れば、自分の展開に持ち込めると思ったので、自分もプッシュして何とか同じタイムを刻んで走りました。レース後半は、お互いにだんだんとスピンの量も増えてきていましたが、自分の方がしっかりと温存できていたのが最終的な勝因です」
■岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)レース1:2位 「予選では、あまりクリアラップが取れなかったので、タイムを詰めることができませんでした。でも決勝のサイティングラップで思ったより4輪のラバーが影響していないと感じることができたので、序盤から前に出て行き勝負に出ました。予選よりもいいラップタイムが刻めたので、できるだけ前でずっと引っ張りたいなとプッシュし続けました。しかしタイヤがきつくなり、中須賀選手に抜かれた後、中須賀選手は最後に1ギア上げていましたが、自分は全然上げることができず、そのままのペースでゴールしてしまうという形になりました。完敗でした」