4月22日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースのJSB1000クラス予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。ベストタイムの順位がレース1、セカンドベストタイムの順位がレース2のグリッド順となる。また、予選通過は69台中44台だ。
全日本ロードレース第2戦鈴鹿2&4レースの予選は、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が制した。4輪との併催レースとなる今回、2輪は最高峰クラスのJSB1000クラスのみの開催。それでも鈴鹿8耐の参戦権をかけた8耐トライアルが設定されたこともあり、参加台数は70台に膨れた。吉田愛乃助(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)は前日のART走行での転倒で脳震盪を起こして欠場することとなり69台で予選は争われた。
2組に分かれてのタイムアタック。A組は絶対王者の中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が登場。ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)から出戻った水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)が何とか中須賀と勝負をしようと果敢にタイムアタック。しかし、中須賀は2分05秒520をマーク。2番手の水野は2分06秒246にとどまる。
B組では岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が2戦連続のポールポジションをねらう。しかし2分06秒000と、2分06秒の壁を破ることができない。セッション残り5分。ホンダエースの意地をかけた名越哲平(SDG Honda Racing)が2分05秒534と、2分05秒台をマーク。同時に転倒車が出て赤旗が出る。その後、残り5分でセッション開始もリーダーボードは替わることなく終了。この時点で、中須賀のポールポジションが決定した。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)レース1、レース2ポールポジション 「風の影響が非常に大きく、タイムは出しにくかったです。決勝も同じようなコンディションになりそうなので、それを想定しながら走りました。その中でポールポジションが取れたのでうれしいです」