誰にでも人には言えない“黒歴史”の一つや二つあるのではないだろうか。キャリコネニュースで「家族・友人には言えない自分の黒歴史」をテーマに経験談を募集したところ、30代後半の男性(福島県/素材・化学・食品・医薬品技術職)から、衝撃的なエピソードが寄せられた。
「一番最初の彼女が人妻だったことです」
という書き出しで、相手は「転職先の、ある会社で知り合った女性だった」という。
「周りに私と付き合ってることを言わないでほしい」と言われていた
その女性は男性が入社してから1週間で退職してしまったが、「辞める前の1週間でなんとなく仲良くなり、LINEを交換」したという。かなり相性が良かったのだろう、
「1か月くらいちまちまLINEでやり取りして仲良くなり、ある日会うことになりその場で付き合うことになりました」
と急速に関係が深くなった二人。しかし少し不審な点もあったようだ。
「ただその時に『周りに私と付き合ってることを言わないでほしい、会社の人にバレると恥ずかしいから』と言われ、特になんとも思わず 『そういうもんか』と思ってました。でも今思えばこれおかしいですよね」
と冷静に振り返る。事態が一変したのは、「付き合って2か月後くらい」経ったある日のことだった。
「『実は私妊娠してるの』と言われました。私はまじかと思い、でもしっかり責任を取ろうと思いました」
「しかし彼女は立て続けに『旦那の子を妊娠してるの』と言いました。 私は完全に『?』状態。どういうこと?と聞くと『実は結婚していて、旦那は今中国に単身赴任してる。最初は遊びのつもりだったけど、だんだんと気持ちが大きくなってしまい騙してるのが申し訳なくなった。この関係を続けるか、辞めるかはあなたに任せるけど私はあなたのことが本当に好き』といきなりカミングアウトされました」
とつぜんの妊娠告白のあと、さらに衝撃の事実を聞かされた男性。激しく動揺するのは無理もない。
「私はすぐに別れなければならない、とすぐに思いましたが、初めての彼女と言うことで思い入れがとても強くその場では答えを出せませんでした」
その場では「少し考えさせて欲しい」と言い、「それから3か月ほどずるずる付き合って」いたという。だが残酷なことに、いつかは現実と向き合わねばならない。
「少しずつ大きくなるお腹を見ていると『これはもうダメだ、別れよう』とある日突然決心できました」
「彼女を呼び出し、『本当に好きだけど付き合ってちゃお互いのためにならないから別れましょう』と言い、お互い号泣でしたがそこで関係が終わりました」
とつらい思い出を綴った男性。当時の胸中をこう打ち明けている。
「今思えばもっと早く決断すべきでした。期間が長くなるほどダメージも大きかったです」
「奇跡的なのが会社の人に彼女が既婚者という情報をいっさい聞かなかったことです。そんなに大きな会社ではないので話題に上がってもおかしくなさそうなのに、そんな話にならず、気づくことができませんでした」
男性としてみれば騙された形だが、彼女への恨みは書いていない。最後に
「今私は結婚してますが、この元カノ(と言っていいのかわかりませんが)のことは誰にも言わず、墓場まで持っていこうと思ってます」
と切ない思いを吐露していた。
※キャリコネニュースでは「家族・友人には言えない自分の黒歴史」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HFHLD5YY