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日立レール、英国で鉄道車両メンテナンス延長契約締結 - 約500億円

2023年04月21日 19:31  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
日立製作所は21日、鉄道システム事業におけるグループ会社の日立レールが、英国「Great Western Railway(グレート・ウェスタン・レールウェイ)」ならびに鉄道車両リース会社である「Eversholt Rail(エバーショルト・レール)」と鉄道車両のメンテナンス延長契約を約3億ポンド(約500億円)で締結したと発表した。


メンテナンスの対象はグレート・ウェスタン・レールウェイが保有する英国南西部のクラス802インターシティ車両36編成で、2028年までメンテナンスを実施する。今回の契約延長では、対象車両の導入以来、日立レールが94%以上も信頼性を向上させた実績が評価されたとしている。



2018年以来、日立レールがデジタル最適化されたメンテナンスへの継続的な投資を行ってきたことで、クラス802車両は2022年夏に2万8,357マイル(4万5,636km)の平均故障間隔を達成し、過去最高の月間信頼性を記録したという。日立レールは今後も、車両遠隔監視等の革新的なデジタルソリューションを含むデジタルメンテナンスへの投資を続け、台車や輪軸のメンテナンスによるダウンタイムの大幅な削減をめざす。



なお、クラス802車両におけるメンテナンスの大部分はプリマスのライラ車両基地で行われるが、ペンザンス、エクセター、プリマスなどの主要駅に近い場所でも車両をメンテナンスすることで車両の稼働率を向上し、運用を最適化するとのこと。(木下健児)