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「ラルム」が創刊10周年記念イベントを歌舞伎町タワーで開催 ファッションショーを実施

2023年04月21日 15:22  Fashionsnap.com

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齊藤なぎさ

Image by: FASHIONSNAP
 ファッション雑誌「ラルム(LARME)」が、創刊10周年を記念したイベントを東急歌舞伎町タワー17階の「Dining&Bar JAM17」で開催した。イベントでは、ラルムのモデルによるファッションショーを実施。総勢25人のモデルが登場した。

 ラルムは、2012年9月に徳間書店が月刊誌として創刊。現在は株式会社ラルムが季刊誌として刊行している。「甘くてかわいい♡女の子のファッション絵本」をコンセプトに、10~20代をターゲットにしたガーリーな世界観とトレンドを取り入れたスタイルを提案している。

 ファッションショーは、会場となったバーのテラスで実施。同誌のモデルを務める中村里砂や加藤ナナ、吉木千沙都をはじめ、ももいろクローバーZの佐々木彩夏や、今年1月にアイドルグループ =LOVE(イコールラブ)を卒業した齊藤なぎさ、アイドルユニットfemme fetale(ファム ファタール)の戦慄かなのと頓知気さきな、TikTokerのなえなの、景井ひならがランウェイを歩いた。

 モデルは、ピンクやブルーといったパステルカラーにフリルやレースリボンなどの装飾をあしらった衣装に身を包んで登場。衣装は、モデルの体型や個性に合わせてオリジナルとセレクトで用意したといい、同誌の編集長を務める中郡暖菜氏は、「ファッションの力は、その人の良いところを引き出してくれることにあると思っているので、かなり時間をかけて準備しました。オリジナル衣装は、採寸に加えて仮縫いのフィッティングをして、モデルの意見を聞きながら仕上げたので、完成までに大体8ヶ月くらいかかりました」と明かした。


 中郡氏は、10周年を迎えて「ラルムという雑誌を10年前に作ってから、私の人生は一変しました。ラルムという自分の居場所が出来たことで、社会性や常識性などの他人軸ではなく、『どう自分の居場所を美しく、心地よく出来るか』ということに向き合い続けることができた幸せな10年間でした。2016年には一度編集長を退任していますし、悲しいこともたくさんありましたが、そういった嫌なことを全部忘れるくらいラルムを好きで居続けられたことが嬉しいです。それは、モデルさんや携わってくださるスタッフさんたちのことが好きだから出来たことで、みなさんには感謝してもしきれないです」とコメント。
 今後の展望としては、「紙媒体で収益をあげていくことは難しいので、新しい販路やスキームを作っていくことが最重要だと思っています。『ラルム』という言葉がただの雑誌の固有名詞ではなく、もっと広い意味合いを持つ存在になりたいですね」と話した。