平尾アウリ原作による実写映画「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」の完成披露上映会が、本日4月18日に東京・新宿バルト9で開催された。
【大きな画像をもっと見る】5月12日に全国ロードショーを迎える「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」。イベントにはえりぴよ役の松村沙友理、アイドルグループ・ChamJamれお役の中村里帆、空音役のMOMO(@onefive)、眞紀役のKANO(@onefive)、ゆめ莉役のSOYO(@onefive)、優佳役のGUMI(@onefive)、文役の和田美羽、舞菜役の伊礼姫奈、基役の豊田裕大、くまさ役のジャンボたかお(レインボー)、大谷健太郎監督が、観客が掲げるペンライトに迎えられ登壇した。
映画が完成した感想を聞かれると、松村は緊張している旨を明かし「早く観てほしいなと思う半面、ちょっとだけ自分がアップのシーンが多いので恥ずかしいです」と話す。原作にないストーリーでの展開となった実写映画について、豊田は「『推し武道』感全開な展開になっているので、これから観るのを楽しみにしてください」と述懐した。またジャンボたかおはオタク役のキャストが全員“本物”のオタクであったことに言及し、「みんなと仲良くなりすぎて、オタクのカリスマになってしまいました」と会場の笑いを誘うトークを展開する。
映画の“推しポイント”を質問されたChamJamメンバー。MOMOは映画では自身が演じる空音に関する新キャラで出てくることを明かし「空音とそのキャラクター、基くんとの関係性に注目してください」と語る。KANOは舞菜が着ている服装が褒められるとあるシーン、SOYOは嵐の日にえりぴよと基とくまさがレインコートをバシャバシャさせながら駆け寄ってくるシーンを挙げ、そのニッチな選択に会場はどよめいた。ChamJamメンバーがバスに乗っているシーンを挙げたGUMIは、そのシーンでは実はキャストたちが“ガチ寝”していたことを告白。そのことに気付いていたかどうかを聞かれた大谷監督は「全然気付きませんでしたね。いい芝居しているなと」と素直に感動していた様子を明かした。伊礼は長尺のライブシーンについて語る。「(ライブシーンではChamJamメンバーの)ドラマとはまた違った表情が見れるんですけど、特に舞菜はけっこういい表情してました(笑)」と自画自賛し、会場の笑いを取っていた。
続いて推し活をテーマに掲げる作品にちなみ、今推していること、ものについて回答するコーナーへ。和田はここ2年ほどアコースティックギターを演奏していると話し、「お兄ちゃんの結婚式でゆずさんの『栄光の架橋』を披露しました」と話す。またラップにハマっているという中村は「自分の内側にある気持ちとかを言葉にしてぶつけ合う姿にどんどん沼ちゃってます」と述懐。そんな中村がマイクを水平に持ちながら話す様子を見たジャンボたかおは「確かにマイクの持ち方がラッパー!」とつっこんでいた。
最後に大谷監督と松村から締めの挨拶が展開される。監督は「原作の世界を大切にして皆さんに愛されるいい映画にしたいと思い、キャストの皆さんと一致団結して作りました。原作ファン、アニメファンにも納得して、気に入っていただけたらと思っております」と述懐。松村は何をしゃべろうかと困惑しながらも、「この場にいる皆さんはきっとここにいる誰かを推していると思うので、このあと映画を観ていただくと本当に共感できる部分がたくさんあると思います。ぜひ自分の推しポイントを見つけながら観ていただけたらうれしいです」と語りかけた。
その後、東京・新宿バルト9で公開初日舞台挨拶、大阪と岡山でも舞台挨拶の開催が決定したことが発表される。松村が「うれしい人、行くよっていう人、挙手!」と観客に語りかけると、多くの人が挙手。その様子に松村は「かわいい!」と満足そうな表情を浮かべ、イベントは閉幕した。
※記事初出時、一部人名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
■ 「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」
2023年5月12日(金)全国ロードショー
原作:平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(COMICリュウWEB/徳間書店)
監督:大谷健太郎
脚本:本山久美子
音楽:日向萌
主題歌:@onefive「Chance」(avex trax)
製作:「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会
配給:ポニーキャニオン
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽、伊礼姫奈、あかせあかり、片田陽依、西山繭子、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
(c)平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会