4月16日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの決勝がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのブラッド・ビンダーは13位、ジャック・ミラーはリタイアでレースを終えた。
前日より気温が下がった決勝レース。ジャックは10番手から好スタートすると、表彰台のポテンシャルを発揮するも、シケインでコントロールを失い、リタイアとなった。
ビンダーは、11位から順位を上げ、トップ5を争う集団の中に次第に挟まっていった。しかし、ミラーがレースをリタイアしてからわずか数周後に、15コーナーでスピンしてしまう。しかし、マシンを回収して13位まで挽回し、貴重な3ポイントを獲得した。
3戦を終えた時点で、ビンダーは30ポイントでランキング9位。ミラーは26ポイントで12位と僅差につけている。
■ブラッド・ビンダー(決勝:13位)
「オースティンの週末は、ここ数年の経験からすると、事前に予想していたよりもずっとポジティブなものになったよ。昨日はあまりハッピーではなかったが、5位を獲得できたのは素晴らしかった。今日は大きな期待を寄せていたのだが、残念ながらスタートで1コーナーに入るときにラインを変えてしまい、それが大きなミスとなった。結局、1周目の混乱に巻き込まれてしまった。ベストを尽くしたんだけどね」
「転倒する数周前まで、フロントタイヤと格闘していたんだ。その時点では自信もあったし、プッシュし始めたんだ。ところが、ある小さな左コーナーでタイヤが折れてしまったんだ。幸い、再スタートすることができたので、3ポイントを獲得することができた。今日は悔しい思いをしたが、手ぶらで帰る訳にはいかない。特にスタートでのミスは、僕にとって教訓になった。ヘレスでは、もっともっといい走りができるはずだよ」
■ジャック・ミラー(決勝:リタイア)
「残念だ。スタート直後からとてもいい感じだった。スタートはうまくいって、気持ちよく走れたし、レースにも慣れてきた。マップを変更したら、マシンが僕を離してしまったんだ。タイヤマネージメントには気を配っていたし、最後までチャンスがあると感じていたんだ」
「ポジティブなのはスピードと、みんなと一緒に走れたことだ。この週末で得たものを活かしていきたい。ネガティブな部分から学んで、スッキリした気持ちでヘレスに臨みたいね」