WEC世界耐久選手権に出場しているプジョー・スポールは4月17日、2023年の第4戦ル・マン24時間レースのための特別なカラーリングデザインを公開した。
2022年のシーズン途中にリヤウイングを持たない斬新なルックスでデビューしたプジョー9X8は、これまでグレーの単色カラーリングでシリーズを戦ってきたが、100周年記念大会となる2023年のル・マンでは、ガラッと印象の異なるマルチカラーを採用する。
このデザインに関するさらなる詳細は明らかにされていないものの、ル・マンへエントリーする93号車、94号車の2台のル・マン・ハイパーカーに採用されるとみられる。
現在プジョー9X8はフル参戦初年度のWECを戦っている。車両には、ギヤボックスのアクチュエーターを電気式から油圧式に変更するなど信頼性を高める改良も施しており、直近の第2戦ポルティマオ6時間レースでは94号車(ロイック・デュバル/グスタボ・メネゼス/ニコ・ミューラー)が5位、93号車(ポール・ディ・レスタ/ミケル・イェンセン/ジャン・エリック・ベルニュ)が7位でフィニッシュしている。
2023年のル・マン24時間レースは、フランス・サルト県ル・マン郊外に位置する、ル・マン24時間サーキット(通称サルト・サーキット)で、6月10~11日に行われる予定だ。