面接で「東京にある信号機の数は?」などと聞かれて困惑したという経験談が、キャリコネニュースに寄せられた。東京都に住むITエンジニアの男性(60代前半/個人事業主/年収600万円)からで、「外資の金融会社のITスタッフの面接を受けた際」の出来事だ。
「驚愕の質問オンパレードでした」
「最初に出てきた面接官は人事マネージャー(女性)がガム噛みながらやる気なさそうに会社の説明」
と回想する男性。その後「自分の職歴を説明しろと言われたので説明したが、ほとんど聞いていないようだった」とネガティブな印象を語る。
次に「業務の上司になる人が出てきて」面接が始まったが
「東京にある信号機の数を知りたいとか、重大な障害の対応している時にその上司が別の仕事を依頼してきたらどうするとか、驚愕の質問オンパレードでした」
と想定外の質問に戸惑いを隠せない様子だ。
「東京にある信号機の数」などは一見荒唐無稽な質問だが、これは予測が難しい数値を論理的に概算する「フェルミ推定」として聞かれたのだろう。フェルミ推定は論理的思考力などを試すため、ITやコンサル業界の面接で出てくることがある。一昔前に、米グーグルの面接でも採用されているとして話題になった手法だ。男性は「想像通り不合格」とその会社とは縁がなかったことを綴った。
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