ダンサーたちが「ラップには負けない」と言わんばかりの熱いダンスパフォーマンスを見せ終わると、Fling Posseが黄色い声援を浴びながら再びステージに登場。「とりまGet on the floor」でステージ上を所狭しと駆け回っていく。ここからは怒涛のディビジョン曲パートへ。
Bad Ass Templeの「でらすげぇ宴」、Buster Bros!!!の「IKEBUKURO WEST BLOCK PARTY」、どついたれ本舗の「縁 -ENISHI-」、麻天狼の「シンクロ・シティ」、MAD TRIGGER CREWの「Scarface」とノンストップでのパフォーマンスに会場のボルテージは天井知らずに高まっていく。キャストはもちろん、DJ、ダンサー、そして観客の一体感がたまらない。
続くのは日替わりのお楽しみ、DUAL RAP PARTコーナーだ。まずステージに登場したのは、夢野幻太郎役の斉藤壮馬と有栖川帝統役の野津山幸宏。「Once Upon a Time in Shibuya」で息の合った掛け合いを見せていく。続けて伊弉冉一二三役の木島隆一と観音坂独歩役の伊東健人がトロッコに乗って登場。「Wrap&Rap ~3分バイブスクッキング~」で会場をさらに盛り上げた。
ここでステージがサウナ風に変わり、木村と碧棺左馬刻役の浅沼晋太郎が「Nausa de Zuiqu」でバトル。まるでサウナのように熱気で会場が包まれた。DUAL RAP PARTラストは、白膠木簓役の岩崎諒太と波羅夷空却役の葉山翔太による「ヌルサラのディビジョン・レップ・バトル」。〈オオサカええなと思ったやつ Say オオサカ!〉、〈ナゴヤがヤベぇと思ったやつ Say ナゴヤ!〉の部分では会場中から大きな声が上がっていく。とにかく楽しくも目まぐるしいステージで、「目がいくつあっても足りない」とは、まさにこのことだろう。
大盛り上がりのまま突入したのはゲストコーナー。まず登場したのは、4月12日にリリースされた中王区初のCD『Verbal Justice』に収録される勘解由小路無花果のソロ曲「No Pain, Not to be Strong」のラップ制作を手掛けた大門弥生だ。「Skinny Ninja」に合わせて「What's up ヒプノシスマイク!」とシャウトしながら姿を現すと、「TOP GYAL」、「ヒールで仁王立ち」とクールなナンバーを披露し続けていく。
さらに「初披露の新曲、持ってきました。Are you ready?」という言葉で「みんなウルサイ」、「まけんな」と次々に披露。最後は、思わず会場中がざわつくほどの歌唱力を見せつけた「Freedom」。パワフルで美しい歌声を響かせるとステージを去っていった。
ここでモニターに中王区のロゴが。ピンクの光とスモークに包まれて登場したのは、東方天乙統女役の小林ゆう、勘解由小路無花果役のたかはし智秋。まずは「Femme Fatale」で一気に世界観に引き込むと、小林が「Just do it」、たかはしが「No Pain, Not to be Strong」を披露。そして2人揃っての「Verbal Justice」と続いていく。
18人ならではの迫力と心地よい一体感に身を委ねていると、続けて「SUMMIT OF DIVISIONS」へ。最後は「名残惜しいけど次で最後の曲です。出し惜しみすんじゃねーぞ!」(木村)の声で「CROSS A LINE」。サビでは全員で手を振ったり、ダンサーを一緒に踊ってみたり、全力でパフォーマンスを楽しんでいた。そして、お決まりの「ラップって」、「楽C!」というコール&レスポンスでDAY1の幕を閉じた。
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫ DAY1 セットリスト
M1:ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- + M2:Hoodstar + M3:Hang out! M4:とりま Get on the floor M5:でらすげぇ宴 M6:IKEBUKURO WEST BLOCK PARTY M7:縁 -ENISHI- M8:シンクロ・シティ M9:Scarface M10:Once Upon a Time in Shibuya M11:Wrap&Rap ~3分バイブスクッキング~ M12:Nausa de Zuiqu M13:ヌルサラのディビジョン・レップ・バトル