「マフィア梶田と中村悠一の『わしゃがなTV』3周年記念イベント【わしら vs きさまら】」の様子。左から安元洋貴、中村悠一、マフィア梶田、大川ぶくぶ。 「マフィア梶田と中村悠一の『わしゃがなTV』3周年記念イベント【わしら vs きさまら】」が、去る4月16日に埼玉の川口総合文化センター・リリアで開催。コミックナタリーでは昼公演の模様をレポートする。
【大きな画像をもっと見る】 マフィア梶田と中村悠一が出演し、大川ぶくぶが構成作家を担当する動画番組「わしゃがなTV」では、さまざまな趣味にまつわる企画やゲーム実況をYouTubeにて配信している。「わしゃがなTV」のリアルイベントは今回が初めて。梶田、中村、大川が会場に現れると、大勢の番組ファン“十代美少女”たちはペンライトを振りながら熱い歓声で出迎えた。
これまで324本の動画を投稿し、総再生回数は約3億2000万を記録している「わしゃがなTV」。トークコーナー「わしらの3年間」では、梶田らがこれまで発表してきた動画の中で“ある意味一番思い出に残る動画”を紹介していく。梶田は自らにゆかりのある三重・名張をGoogleマップで見ていく「【Googleマップの旅】わしらが歩くカントリーロード 名張市編【三重県】」をチョイスし、この企画を通じて名張の良さを再確認したことを語る。中村は「【うまい棒】一度は食べたあの味を振り返りたい【千本集めた】」にて、うまい棒の歴史を総ざらいするフリップを自ら徹夜で手書きしたことを明かした。大川は「【ビーダマン】まさかの締め打ち禁止令!?【私物紹介】」の撮影をきっかけにビーダマンへの情熱に火が付き、家計にダメージを与えるほど買い漁ってしまったことを反省していた。
「わしゃがなTV」では悠木碧を始め、星野源や宮野真守などさまざまなゲストが登場してきたことから、梶田たちはこの3年間で登場したゲストに思いを馳せた。あるゲストと「ビックリマン 悪魔vs天使 人生ゲーム」にトライしたことに話題が及ぶと、シークレットゲストの安元洋貴が舞台袖から中村に忍び寄るように現れ、会場から大歓声が起こる。「【安元洋貴】巨大ウエハースに詰め込まれた神ゲー【ビックリマン人生ゲーム】」を含む7本の企画にゲスト出演している安元は、一番印象深い企画を問われると、梶田の悲しい思い出を掘り起こした私物紹介企画「【安元洋貴】超々激レア!サイン入りガンダムからの……?【私物紹介】」を“宇宙一面白いYouTube動画”として絶賛した。番組が3周年を迎えたことに安元は、祝福の言葉を述べつつ「(出演者が番組に)誠実に向き合っているし、提供案件もやっているけどギリギリ悪そうで悪くないこともやっていてバランスがいいので、続くと思っていた」と語った。
ゲームコーナー「わしら vs きさまら」では、バトルホビー「人機一体 ブットバスター」を使用し、中村と梶田、大川と安元がチームを組んで客席番号からくじで選ばれた観客に戦いを挑む。初戦は安元と大川が観客にあえなく敗北し、危機感を覚えた梶田たちは「ブットバスター」の動画企画で大活躍を見せた中村のマネージャー・大澤氏を呼び寄せようとしていた。第2試合では梶田と中村が出陣。観客チームが仲間同士で討ち合うという好機に恵まれるも、梶田チームは一瞬の隙を突かれ敗北する。中村と大川がチームを組んだ第3試合では、全員が背後を取り合うという膠着状態に陥りつつ、大川が観客との一騎打ちに敗れ、わしゃがなチームは全敗という結果に終わった。特別企画として4人が昆虫型バトルホビー「カブトボーグ」の新モデルで遊ぶコーナーも。大川は“ゴールデンクソマンガボーイ”と名付けた自前の旧型カブトボーグを投入するが、新型との力量差に圧倒されていた。
続く質問コーナーでは、事前に寄せられた質問に梶田たちが回答。撮影から投稿までのおおまかなスケジュールや、3人のなれそめ、イベント第2弾の開催場所候補について赤裸々に語っていた。また番組ではおなじみとなったグッズ開封も実施。観客には入場の際にブラインド仕様になった缶バッジが配られており、イベント中に梶田たちと一斉に開封し、ゲストの安元が引いた缶バッジと同じ絵柄を引き当てた観客には、オリジナルステッカーが贈られた。
最後に梶田たちはイベントを振り返り、ひと言ずつコメント。大川はリアルイベントを開催できたことに感慨をにじませ「これからもっとイラストに磨きをかけて、皆さんに喜んでもらえるようにしたいと思います」とやる気を見せる。中村はコロナ禍での番組スタートから今日まであったさまざまなことを思い起こしながら「番組の企画が立ち上がったときと方向性は少し変わってしまったけど、今後も多くの方々に楽しんでもらえるよう、イベントも第2弾、第3弾と続けていきたいと思っています」とコメント。梶田は自分たちを応援してくれるファンの顔を直に見られたことの喜びを語り、「やっぱりこうしてみんなで楽しんでコミュニケーションを取ってこその番組だと思いますし、今後も冒険してまいりますので応援よろしくお願いします」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
(c)わしゃがなTV