「シングルマザー家庭で育ったこともあり、自他共に認める貧乏性です」
こう語るのは、年収650万円、20代後半の独身男性(北海道)だ。貯金も1000万円以上あるという。男性は「もともと料理が好きなこともあって外食には滅多に行かず、スーパーで半額シールが貼られているものを狙う」など、自身の貧乏性エピソードを次々と明かす。(文:福岡ちはや)
「家具家電はすべてフリマアプリ・ジモティーの0円のもの」
男性は釣りや山菜採りが趣味で、「真空パックに保存して冷凍したものを使って節約しています」と語る。また、身の回りのものは中古品を多く愛用しており、
「冷蔵庫や食器棚、テレビなどの家具家電はすべてフリマアプリ・ジモティーの0円のものを譲ってもらって揃えました。車もジモティーで安く譲ってもらったものです」
と綴った。新品に対するこだわりが無ければ、循環型で安上がりに生活できるのだから偉いたものだ。
男性のように質素倹約を好む20代はほかにもいる。千葉県に住む20代後半の女性(ITエンジニア/システム開発・SE・インフラ/年収400万円)は、
「鼻をかむときなどに使うティッシュは半分に割いて使う。自宅のトイレは2~3回に一度しか流さない。お風呂の電気は消してお風呂に入る。どうせ洗うときは目をつぶるし、ものを減らして、どこに何があるか見なくてもわかる」
というツワモノだ。トイレを流す頻度については、気をつけないと配管が詰まりそうだ。
また、都内に住む20代後半女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収500万円)は、
「独身時代から1000万円以上貯金もあるが、今ももやしとキャベツばかりのごはんにしてしまう。夫が水を出しっぱなしで洗いものしてると気になってしまう」
と綴っていた。いまどきの20代の貧乏性は、お財布だけでなく地球にも優しそうなのがなんとも印象的だ。