いよいよ新シーズンの開幕を迎えた2023年のスーパーGT。予選日の午前中に行われた公式練習はヘビーウエットコンディションとなり、最終的には天候悪化の影響で赤旗終了となるなか、Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)がトップでセッションを終えた。雨はその後も振り続けたことから、午後の予選は当初のスケジュールの各セッション10分間から15分間に変更されて行われることになった。
■Q1 B組:ブリヂストン装着マシンが上位独占 B組予選は天候の回復を待ち、予定から10分遅らせ14時33分から行われることになった。ピットレーンオープンになるとタイヤを温めるべく多くのマシンが一斉にコースに出ていくも、25号車HOPPY Schatz GR Supra GTはピットガレージでウェイティングする選択を採った。
雨は依然として降り続き、コース上の雨量も多い状況で各車がタイムを記録していく。まずは52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が1分42秒687でトップに立つと、2番手にも同じGRスープラの60号車Syntium LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹が続く。
残り7分20秒で65号車LEON PYRAMID AMGを駆る篠原拓朗が1分40秒571を記録してトップタイムを塗り替える。これで52号車が2番手、モスエスでカウンターステアを当てながらアタックを敢行した7号車Studie BMW M4の荒聖治が3番手となる。
その後GT300 B組はブリヂストンタイヤ装着車両の一騎打ちとなり、65号車と52号車が最速タイムを更新し合い、最終的に1分38秒256を記録した65号車がB組トップでQ2通過を果たした、2番手には52号車が1分39秒019、3番手には同じくブリヂストンを履く2号車muta Racing GR86 GTが続き、ブリヂストンタイヤ装着車両が1-2-3を占めた。
Q1敗退は10号車PONOS GAINER GT-R、60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT、25号車HOPPY Schatz GR Supra GT、30号車apr GR86 GT、22号車アールキューズ AMG GT3となっている。