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マンホールの蓋の穴にはまったリス、パニックに陥るも消防士が見事救助(独)

2023年04月14日 21:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州ドルトムント市南部ヘルデで10日午後、通行人の女性がマンホールの蓋の穴から顔を出しているリスを発見。助けようとしたものの失敗し、消防署に助けを求めた(画像は『New York Post 2023年4月11日付「‘Uncooperative’ squirrel trapped in manhole
ドイツ西部のドルトムント市で今月10日午後、マンホールの蓋の穴にリスがはまり、消防士が出動する事態となった。リスは興奮しパニック状態で抵抗、消防士たちは苦戦を強いられたという。ドイツのニュースサイト『WDR』などが伝えた。

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独ノルトライン=ヴェストファーレン州ドルトムント市南部ヘルデ(Horde)で10日午後1時45分頃、通りを歩いていた女性がマンホールの蓋の穴から顔を出しているリスを発見した。

リスは穴にはまって動けなくなっており、女性は穴から引っ張り出そうとしたものの、噛まれそうになり断念した。リスは興奮しパニック状態に陥っていたそうで、女性はリスを落ち着かせようとスカーフを被せ、地元の消防署に通報した。

こうして駆けつけた消防士はまず、マンホールの蓋を取り外し、リスに怪我をさせないよう慎重に作業を開始した。

ドルトムント消防署はSNSで「リスは消防士に非協力的であったため、救出作業は難航した」と明かすも、最終的にはリスの解放に成功したことを報告。「リスは怪我もなく、近くの森へとまっすぐ姿を消した」と続けた。


なお同署はこの投稿に、マンホールの穴から顔と前脚2本を出した「お手上げ状態」のリスの写真を添えており、リスの目が泳ぎ、放心状態であるのが分かる。リスがかなりのストレス下にあるのは一目瞭然だが、一方の消防士はというと、分厚いゴムの手袋をはめて3人がかりで対応、その表情は真剣そのものだった。


実は同消防署、4年前の2019年6月にもマンホールの蓋の穴に頭がはまったリスの救出を試みており、「今回騒動を起こしたリスと同一個体かどうかは分からない」と述べている。ただ消防士らは当時、現場でリスを解放できず、獣医がリスを麻酔で眠らせて対応していた。

ちなみにマンホールの穴にはまるのは、リスばかりではない。独ヘッセン州では2019年2月、消防士がマンホールの蓋の穴から体が抜けなくなったドブネズミを救助しており、害獣を助けた消防士に称賛の声があがっていた

画像は『New York Post 2023年4月11日付「‘Uncooperative’ squirrel trapped in manhole, gets rescued by firefighters」(AP)(Feuerwehr Dortmund)、2019年6月21日付「Firefighters rescue squirrel stuck in manhole months after saving rat」(AP)』『Feuerwehr Dortmund 2023年4月11日付Facebook「Eichhörnchen aus misslicher Lage befreit」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)