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阪急うめだ本店8階の新サステナ売場「グリーンエイジ」内部が初公開 ステラ世界初のカフェやロエベが並ぶ

2023年04月11日 21:01  Fashionsnap.com

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 阪急うめだ本店の8階に新売場「グリーンエイジ(GREEN AGE)」が4月12日にオープンする。「人と自然の共生」をコンセプトに、カテゴリーの垣根を超えた計44ブランドがサステナビリティを意識した商品やサービスを提供する。

 同店は、8階で営業していたスポーツファッション売場「イングス」を改装して新売場「グリーンエイジ」にリニューアル。ミレニアルファミリーをコアターゲットに、ファッションやコスメのほか食、雑貨まで含めた総合的なライフスタイルを提案する。2018年に「これまでにない新しいコンセプトの売場を作る」ことをテーマにプロジェクトが始動し、当初は2022年のオープンを目指していたが、コロナ禍で営業開始時期がずれ込んだという。

 売場には、「ロエベ(LOEWE)」や「クロエ(Chloé)」、世界初のカフェ業態店舗をオープンする「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」といったラグジュアリーブランドに加えて、スポーツブランドの「プーマ(PUMA)」や「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」、百貨店初出店でキッズラインも初展開する「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」などを誘致。そのほか、ガラスケースとLEDで植物を育てる「パルダリウム」を体感できる実験的ショップ「ADA LAB UMEDA」、プランツショップ「ラフラム(RAFLUM)」などが軒を連ね、売場全体で44ブランドが出店している。阪急阪神百貨店のグリーンエイジ営業統括部 石田良太ゼネラルマネージャーは「自然との共生という1つのコンセプトのもと、ラグジュアリーブランドから体験型ショップまで幅広いジャンルの店舗が揃う売場を作りたかった」と狙いを語った。初年度売上目標については非開示だが、「かなり高めに設定している」(石田ゼネラルマネージャー)という。

 売場では「人と自然の共生」をコンセプトに掲げ、抗菌・吸湿性に優れた天然素材「漆喰」を柱や床に採用。また、アップサイクル資材を用いてレストスペースを設計したほか、中央天井に設置した櫓(やぐら)には大阪府産ヒノキの間伐材を使用した。「サステナビリティの重要性は、今後ますます高まると考えている。環境保全への関心が強い新しい顧客層も獲得していきたい」(石田ゼネラルマネージャー)。

 開業後は、売場の中心に設置したコミュニティスペースを活用し、ワークショップなどの催しを実施する。石田ゼネラルマネージャーは「これまでは、リアルでの体験といえば店舗で買い物をすることだけだったが、グリーンエイジを通じて新たな可能性を模索していく。ゆくゆくは、自然に興味を持った顧客を招待して地方でのイベント開催も検討したい」と今後の展望を語った。

■ブランドラインナップChloé、LOEWE ReCraft、MIU MIU、PRADA、MAISON KITSUNÉ、NEUTRALWORKS.、NORDISK CAMP SUPPLY STORE / F/CE、Onitsuka Tiger、Saturdays NYC、SORA PATAGONIA、THE NORTH FACE、WIND AND SEA、ADIDAS BY STELLA McCARTNEY、adidas Originals、D-VEC、EMPORIO ARMANI EA7、New Balance、On、 PUMA、ADA LAB UMEDA、BAREFOOT DREAMS®、CW-X、RAFLUM、STELLA’S WORLD by Stella McCartney、Aēsop、athletia、AVEDA、BAUM、Ethical&SEA、HEALTHY-One、john masters organics、NEAL'S YARD REMEDIES、SIXPAD、TENTIAL(※一部店舗は5月17日オープン予定) ■「グリーンエイジ」売り場概要営業開始日:2023年4月12日(水)(※一部売り場は5月17日オープン予定)所在地:大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店8階面積:約2300平方メートル公式サイト