改訂に際しては4台のモデルにも数値の変更が適用され、ヒョンデi30 N TCRはバラストが-10kg(40kg→30kg)と10mmの車高ダウン(90→80mm)、同じくヒョンデのヴェロスターN TCRも-10kg(40kg→30kg)に。そして小排気量モデルとしてライトウエイトを武器に戦うプジョー308TCRと、マイナーチェンジの後期型が世界戦に投入されるリンク&コー03 TCRの”Gen1”モデルも、それぞれ-10kgの措置を受けた。
■レース1で新型シビックが表彰台獲得も、レース2ではクラッシュ
迎えたFL5型のグローバルデビュー戦には、総勢24台のTCR車両が集結し、土曜早朝のセッションからスネッタートンのロング版レイアウト『300』を使用しての走行に。この週末を前にドニントンパークで成功裡にシェイクダウンを終えたディフェンディングチャンピオンとFL5型シビックRは、プラクティス開始から長らくタイムボードのトップに居座り続けたが、最終的に18歳のアレックス・レイ(エリア・モータースポーツ/ヒョンデi30 N TCR)がタイムを更新してみせた。
明けた日曜のレース1はスタートで勝敗が決し、出遅れたファイルズは3番手発進の僚友ブルース・ウィンフィールド(エリア・モータースポーツ/ヒョンデi30 N TCR)に飲み込まれると、同じく先行されながらもマシントラブルで戦列を去ったアダム・シェパード(エリア・モータースポーツ/ヒョンデi30 N TCR)に代わって2番手に復帰。そのままチームのワン・ツーを維持してチェッカーを受けた。