デサントが水沢工場を刷新　約30億円を投資

　「デサント（DESCENTE）」が、国内の自社主要工場である水沢工場の刷新に向けて設備投資を行うことを発表した。水沢工場では主力アイテムである「水沢ダウン」が生産されており、近年は大谷翔平とのコラボモデルも展開している。

　今回の設備投資では、延べ床面積6000平方メートルの建屋を新築するほか、自動裁断機、シームシーリング機、転写プレス機、羽毛充填機、工業用ミシンの設備が増設される。投資総額は約30億円。操業開始は2025年の7月を予定している。
　新工場は開発、製造、サステナビリーティの各分野で水沢工場、吉野工場、西都工場の3工場のマザーファクトリーとなり、「人に優しい、地域に優しい、地球に優しい」工場として環境配慮、地域共生、働きがいを実現を目指す。また、手縫いでしか作れない高付加価値商品に注力していくという。
　同社は今回の設備投資を通して、2025年3月期から2027年3月期にかけて、日本、韓国、中国での収益倍増を目指すという。