新年度が始まり、多くの企業では入社式が行われたことだろう。しかし、せっかく入った新入社員をまったく生かせない環境もあるようだ。キャリコネニュース読者から、勤務先の「新入社員が定着しない理由」を明かす投稿が寄せられた。(文:谷城ヤエ)
「出勤0日で辞めた人もいました」
製造業で働く大阪府の20代後半の女性(事務・管理/年収350万円)。勤め先の会社は「とにかくお試しでリーダーや管理職登用が多いです」と語る。社員にチャレンジさせるという意味では前向きな社風と言えるかもしれないが、
「そんな当社では1年目の新卒をリーダーに抜擢」
と極端な人事でムチャ振り感は否めない。手厚いフォローや相談できる相手がいればまだいいが、新卒1年目では職場の人たちと十分な関係性が築けているわけではないだろう。
「もともと休日数も少なく一定数残業のある部門に加え、リーダーのプレッシャーに耐えれなかったのか退職代行サービスを利用して退職を申し出てきました。色々言いにかったのだろうな…」
と辞めていった新人の気持ちを推測していた。
自動車整備士として働く群馬県に住む20代前半の男性(技能工・設備・交通・運輸/年収300万円)も、新人が辞めていく状況をこう明かす。
「とにかく職場環境(安全衛生管理+教育体制)が整ってないし、課長からのパワハラや暴力行為があるので新卒と派遣社員が1年以内に退職します。ひどいのは出勤0日で辞めた人もいました」
上司の指導法が変わらない限り、職場が変わることもないだろう。
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA