年収700万円台と聞くと、家族構成によるもののある程度は余裕のある生活を送れそうなイメージがある。しかし、年収750万円で40代前半の男性(千葉県/ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ)は、「買い物袋をケチる」ほどの貧乏性で、
「安くて広い築40年くらいの団地に住んでいる」
「安いドラッグストアなどで買い物をする。飲み会のとき集金してカード払いをする。わざわざ遠くのスーパーまで買い物をしに行く。テレワークメインだが、飲み会があるときは出社して交通費をもらう」
など、コスパ重視で生活していることを明かした。(文:福岡ちはや)
「社食はあるがもったいないので、夕飯の残りを詰めたお弁当を持参」
別の年収700万円・40代前半の男性(宮城県/エンジニア/機械・電気・電子・半導体・制御)も、みずからを貧乏性と評する。「とにかく定価で買うのがもったいないと思ってしまう」と語り、
「買い物は週に1回、近場の安いスーパーに行き、4人家族で8000円程度に抑える。野菜は実家の家庭菜園から極力もらうようにしている」
と節約ぶりを綴った。また仕事中の出費を抑えるため、自宅から会社へ飲食物を持参しているという。
「社食はあるがもったいないので、夕飯の残りを詰めたお弁当を持参。飲み物もお茶を沸かして持参。小腹が空いたとき用のおやつもスーパーで買ったものを持参。コンビニでは買い物をしない」
たしかに、それらすべてをコンビニ調達していたらそれなりの金額になりそうだ。こうした小さな積み重ねが、家計の支出削減に大きく貢献しているのかもしれない。