Text by CINRA編集部
今日マチ子『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』が5月に刊行。『今日マチ子「わたしの#stayhome日記」2020-2023展』が4月22日から町田市民文学館ことばらんどで開催される。
漫画家の今日マチ子が2020年からSNSで綴る『#stayhome日記シリーズ』。2020年4月の緊急事態宣言以降、コロナ禍に揺れる人々や街の様子を描き続けてきた。『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』は、シリーズ最終巻となる。解説は角田光代が担当。
シリーズ完結に合わせて開催される『今日マチ子「わたしの#stayhome日記」2020-2023展』のテーマは「日常の記録」。『わたしの#stayhome日記』シリーズのほか、デビュー作『センネン画報』、『百人一首ノート』の原画、創作のためのノートなども展示される。
会期中にはイベントも開催。4月29日に辻村深月と今日マチ子による『オープニング記念対談「エッセンシャルなものってなに?」』、5月29日に今日マチ子、川名潤、野口理恵による『記念座談会「How to Create Kyo Machikoー今日マチ子のつくりかた」』、6月10日に今日マチ子による『アーティストトーク「#stayhome日記」を中心とした作家自身の作品解説』が開催される。参加方法などの詳細は「rn press」のオフィシャルサイトを確認しよう。
【今日マチ子のコメント】
「コロナが人々の日常から消えていくところまで描く」、と決めたこのプロジェクトは「DIstance」「Essential」と続き、今作『From Tokyo』で完結いたしました。コロナは完全に収束してはいませんが、日常が戻ってきたという意味で作品の目的は果たされたと感じています。
町田文学館ことばらんどでの展覧会は、これまで開催してきた展示の中で最も大規模なものになります。「わたしの#stayhome 日記」シリーズだけではなく、これまでの創作の歩みがわかる作品群を展示いたします。入館も無料ですので、是非ふらりと立ち寄っていいただけると嬉しいです