職場で理不尽な経験をしている人は多い。キャリコネニュースには様々な「職場の理不尽過ぎるエピソード」が寄せられているが、今回は大企業に勤める東京都の30代男性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収1000万円)のエピソードを紹介する。(文:コティマム)
海外出張で体調不良の社員に「年休は病気や怪我であっても認めない」
男性の職場では長期の海外出張があり、「1~3か月を複数回、数人のチームで代わる代わる渡航している」という。
「みんな家庭の都合をつけるのも大変ですが、それでもなんとか、『プロジェクトを成功させたい』とモチベーションは高く取り組んでいました。しかし飛行機での移動が頻繁にあり、南半球なので移動の度に季節が入れ替わるため、体調不良を起こすメンバーが出てきました。すると人事から、『基本的に年休は病気や怪我であっても認めないこと。休みの間の日当はおろか宿泊費も自腹を切れ』という冷たい返事が返ってきました」
会社の仕事で具合が悪くなっているのにこの言い草はないだろう。そもそも有休を認めないのは違法だ。
「今の円安の中、一食外食したら赤字になる程度の“雀の涙”ほどの日当すら出ず、さらに1日3万円ほどの宿泊費を出せという回答に、皆のモチベーションもダダ下がり。日本人なら誰でも知ってる超大手企業なのに、この対応とは……。日本企業が海外に出られないのも納得でした」
男性は、「先陣切って海外に進出しているのに、背後から刺されるとはこのことですね」と憂いている。
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