お金があっても、ちょっとした出費に躊躇してしまう貧乏性な人は、少なからずいるようだ。
「年収1000万円を超えており、毎月30万円以上積立投資をしているにもかかわらず、服をセール以外では買うことができない」
こう語るのは、年収1100万円、30代前半の男性(埼玉県/企画・マーケティング・経営・管理職)だ。男性はモールに出かけた際も、「各ショップの特価の位置を覚えており、まっすぐに向かってしまう」という。(文:福岡ちはや)
「1人なら1泊8000円を超えたくない」
都内在住の30代後半の女性は、医療関係の仕事をしており年収1500万円。女性は「一人旅行だとドミトリーに泊まるとき」に、自身の貧乏性っぷりを実感するそうで、
「人と一緒だとそれなりのところに泊まるけれど、1人なら1泊8000円を超えたくない」
と宿泊費のボーダーラインを打ち明けた。女性のこの堅実な金銭感覚は、日常生活のいたるところに表れている。
「ペットボトルを買わずに水筒持参したり、勤務先では強制サブスクの医局の水・お茶・コーヒーしか飲まないとき。徒歩20分以内の駅移動なら歩くとき。電車のほうが早いけれど、京王井の頭線や東急池上線のような駅間が短いときは歩いてしまう」
あまり極端な節制を自分に強いるとストレスがたまるが、女性の節約術はジュースの飲みすぎを控えられたり、適度な運動ができたりと健康にも良さそうだ。
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