顧客のわがままに「物理的に無理!」と叫びたくなった経験がある人もいるだろう。「携帯電話メーカーで使い方を教えるコールセンターで働いていました」という30代前半の女性(埼玉県/営業)から、衝撃的なクレーマー体験談が寄せられた。
女性の仕事は「名前やアカウント設定に使われるメールアドレスをヒアリングして本人確認をした上で案内をする」ことが前提だった。だが「携帯が壊れていて本人確認ができないお客様もよくいらっしゃいました」と困ったケースも。そんなある日、女性はこんな電話を取ってしまった。(文:okei)
「携帯ショップはこの機種の事はお前にきけと言われた!」の一点張り
「本人確認のひとつ『端末製造番号』を聞いたときです。 スマートフォンの裏側やSIMカードのトレイに小さく刻印されていることが多いのですが、それをお客様にお伝えしたところ『見えない』と言われました」
本人確認ができない以上、コールセンターでは案内ができない。やむを得ず「携帯ショップで聞いてください」と伝えたところ
「携帯ショップはこの機種の事はお前にきけと言われた!」
の一点張りだったという。「携帯ショップに何を知りたいか伝えていない様子でしたが、やはり本人確認ができないため案内はできません」と困惑した様子の女性。仕方なく説明をこう返したが……。
「『大変ご足労をお掛け致しますが、携帯ショップで製造番号を確認してください。製造番号は機種を渡しても教えてもらえますし、お名前と電話番号で契約情報を確認してもらえば教えてもらえます』と改めてお伝えしたところお客様は激昂」
ついに相手はブチ切れてしまい、こんな要求をぶつけてきた。
「小さい文字でつくったのはお前らの責任だ!責任をもって、この番号を読み上げろ!」
「電話越しですが………」と唖然とした様子で綴る女性。できる限り丁寧な説明をしていたものの、要求がここまで無茶苦茶ではどうにもできないだろう。
「とても疲れてしまい、当時の上席に対応を依頼しました。その後、そのお客様がどうなったかは追っていません」
と疲弊した様子で綴った。
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