住んでいる地域によって、スーパーに売っている食材が異なることもある。子どもの頃から福岡県に住んでいたという40代後半の女性(千葉県/事務・管理/年収300万円)は、東京のスーパーに「かつお菜」がなかったことから、
「野菜にも地域差があるのを初めて知りました」
と、上京して驚いたことを綴っていた。(文:永本かおり)
かつお菜は「メジャーな野菜だと思っていました」
女性は、なじみ深い「かつお菜」についてこう語る。
「小さい頃から福岡に住んでいました。 福岡ではお正月の雑煮に、かつお菜をよくいれます」
「年末年始、福岡のスーパーではどこでも当たり前のように置いてたのでメジャーな野菜だと思っていました」
レシピサイトのDELISH KITCHENによれば、かつお菜はアブラナ科の葉野菜で福岡県の特産野菜だ。旨味が強く縁起のよい野菜とされ、正月の博多雑煮には欠かすことのできない食材だという。それなのに、
「東京に移住して、初めて迎えた年末年始に雑煮を作ろうとかつお菜を探すけど、どこにも置いていない!」
とびっくりした女性。「普段行かないようなスーパーとか十数軒探したけど置いてる所はありませんでした」と探索も無駄足に終わった。
「その後ネットで調べてかつお菜が福岡の伝統野菜と知り、衝撃を受けました」
こう回想した女性は、その後
「野菜にも地域差があるのを初めて知りました。翌年からは、わざわざ通販してかつお菜を入手してます」
と、お取り寄せに切り替えたことを書いていた。
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