3月31日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているGASGASファクトリー・レーシング・テック3は、ポル・エスパルガロの代役として第3戦アメリカズGPからジョナス・フォルガーを起用すると発表した。
ポル・エスパルガロは、開幕戦の第1戦ポルトガルGPの初日に行われたプラクティス2で大クラッシュを喫した際に、肺挫傷と顎と脊椎の骨折が確認された。そのため、2日目以降のセッションは出走しておらず、欠場となった。週末にはバルセロナに戻り、顎の手術を受けたようだが、復帰時期については明かされていない。
そのため、GASGASファクトリー・レーシング・テック3としては第2戦アルゼンチンGPは第1戦ポルトガルGPと同様にチームメイトであり、唯一のルーキーであるアウグスト・フェルナンデスのみの参加となる。しかし、約2週間後に行われる第3戦アメリカズGPからフォルガーを代役として参戦させる。
フォルガーは、MotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングのテストチームに今シーズンから加入し、テストライダーを務めている。ロードレース世界選手権では125cc、Moto3、Moto2を経て2017年にはモンスター・ヤマハ・テック3のライダーとしてMotoGPクラスに昇格。以降はスーパーバイク世界選手権(SBK)にも参戦経験があり、経験豊富なライダーだ。そんな彼が第3戦アメリカズGPよりポル・エスパルガロの代役として戦う。
■ジョナス・フォルガー
「まず第一に、ポルが元気で、できるだけ早く元の状態に戻ることを本当に願っているよ。彼の周りには適切な人がいると確信している。僕としては、再びレースをすること、そしてテキサスに到着して古巣のみんなに会うことを楽しみにしている!」
「きちんと仕事ができることを願っているけど、テストはまだ始まったばかりなので、それが僕にとって大きな挑戦になることはわかっている。ただし、これはスピードをつけてバイクについて理解を深め、さらに学ぶ絶好の機会だ。感謝しているし、今はテキサスに目を向けているよ」