平均以上の年収の人のなかにも、貧乏性を自称するほど厳しい支出管理を行っている人はいる。年収900万円の30代後半の女性(神奈川県/企画・マーケティング・経営・管理職)は、
「平日はお金を使わないようにランチ。飲み物、ガムを会社に持参。財布は持たず、クレジットカード1枚とスマホケースに入れた1万円札のみで出勤。食品の買い出しは週末のみで、平日は家にあるものでやりくりする」
と節制の日々を明かす。(文:福岡ちはや)
家電を買うときは楽天とアマゾンとヤマダ電機で徹底比較
女性は平日の支出を抑えるだけでなく、服飾費にお金をかけないことも徹底しており、
「スーツも部屋着も古着屋で未使用に近いものを買い、下着、パジャマ類はネットセールで購入。通勤靴だけ正規品で試着して購入。こどもは2人、親戚からいただいたお下がりを着てもらい、おなかの中の3人目も同性のため、お下がりをフル活用予定」
とこだわりを綴った。
また、家計管理にも独自のルールを設けており、「夫婦ともお小遣い制で私的なことには家計に手を出さない。家計出費で5000円以上の買い物は、夫婦とも必ず相談して決める」と女性は語る。
特に、高額出費になりやすい家電の購入には慎重だ。女性は「基本的に物は増やさない方向でかなり吟味する」と前置きしたうえで、
「家電は楽天とアマゾンで比較後に近所のヤマダ電機へ行き、最終的にアフターサービスやポイント付与など総合的に考えて決定」
と述べた。通販と実店舗を駆使した、見事な節約テクニックだ。
年収900万円とはいえ、3人の子どもを育てるにはそれなりのお金がかかる。女性の貧乏性には、“子どもの将来のためにも無駄な出費は徹底的になくしたい”という親心がにじみ出ていた。
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