気心の知れた友人が相手だからといって、むやみに自慢話をするのは賢明ではない。都内に住む60代前半の女性(事務・管理/年収250万円)は、子どもの自慢話とマウンティングばかりしてくる友人に対し、不快感をあらわにする。
「そういえば学生時代から、(その友人は)家柄だの学歴だのと自分の家庭の自慢話が多かったなぁと思い出しました。その頃は特に気にも留めませんでしたが……」
結局、女性はその友人と絶縁。そこに至るまでの経緯について語った。(文:福岡ちはや)
「私の子どもの高校より、自分の子どもの高校のほうが偏差値が高い」と言ってくる
女性は意外にも、その友人の学生時代について「非日常を感じさせるファッショナブルな女性で魅力的でした」と好意的に綴る。2人の関係は、卒業後もいたって良好だった。
「卒業後も一緒に旅行したりしました。女性は肩書きが妻になったり、母になったり変化しますし、そうでない方もいます。なので、長く付き合える友人はいないと思っていました。が、彼女は知り合ったときから『親戚以上の付き合いをしたい』と言ってくれた稀有な人で、素直でまっすぐな性格でした」
しかし、そんな友人に対し女性が違和感を覚える出来事が起こってしまう。女性は、
「私のほうが彼女よりも10年ほど先に結婚、出産し、子育ても終わり、自分の好きな習い事に打ち込んでいました。ちょうどその頃、彼女から連絡がありました」
と当時を振り返る。最初は「子どもが大学受験を控えていて、子どもにどう対応したらよいか?」という、ごく普通の子育て相談から始まったのだが……。
「不快に思ったのは、悩みと言っていながらの子どもの自慢に転じたことです。全国模試で10位以内に入ったとか、高校ではいつも5位以内とか、東大に入れる予定だとかなど。私の子どもは可もなく不可もない健康が取り柄でしたので、あまりの価値観に違いに驚きました」
「はたまた私の子どもの高校より、自分の子どもの高校のほうが偏差値が高いとか、今は○○高校の時代だとか。いわゆるマウンティングの連絡」
女性は「子どものことで比較されると親としては不快になりました。残念ですが、これを機に絶縁しました」と憤る。長年の付き合いとはいえ、愛する子どもの学歴をバカにするような発言をされては、縁を切りたくなるのは当然だろう。
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