日本ハムは3月29日から、鶏レバーを使用した新しい感覚のフォアグラ「グラフォア」を発売する。グラフォア30g×2枚×2袋で、価格は3,218円(税込み)。
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フォアグラは“世界三大珍味”の一つとして広く親しまれているが、近年、製造方法の観点から持続的な提供が難しいとの課題を抱え、欧州など主要生産国においても生産を禁止する国や地域が増え、日本の輸入量も減少傾向にある。
そこで、食品として利用し切れていないものから、フォアグラの濃厚な旨味となめらかなくちどけを再現できないかとの発想をもとに、同社独自の処方によって、鶏レバーによる「グラフォア」を開発した。
3月29日からのテスト販売を経た後、6月頃より同社ECサイトにて取り扱いを開始。その後、業務用での取り扱い、さらにはグローバル市場を視野に展開していく。
ニッポンハムグループは、たんぱく質の安定調達と供給を目指して日々研究開発を行っており、若手研究員を対象としたアイデアコンテスト(開発甲子園)を毎年実施している。このたびの「グラフォア」は、鶏レバーが需要閑散期に食品として利用し切れていない現状に着目した、若手研究員のアイデアから商品化に繋がったもの。開発には1年以上をかけ、鶏レバーをフォアグラのような贅沢で高級感のある商品に近づけた。
また、限りある資源を有効活用したものから“世界三大珍味”の一つであるフォアグラを目指す、という“フォアグラの常識を覆す”発想に因み、「フォア+グラ」を逆転させた「グラフォア」と命名した。
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