田舎の狭いコミュニティでは新参者の情報が筒抜けになってしまうことがあるようだ。国内のとある島に移住し、現地で就職しようと試みた女性から面接での驚愕エピソードが寄せられた。
「そこで就活をしなければならなくなり片っ端から面接を受けに行ったのです」
と女性(宮城県/30代前半/専業主婦)は回想する。
薬剤師の恋人が「何故か知っており一言一句訂正され……」
全国にチェーン展開する某大手企業で面接を受けた女性。「面接自体は至って普通の面接内容だった」と振り返る。しかし最後の質問に「他に面接を受けていますか?」と質問があった。
女性は経験上、「このような質問の時に『受けてません』と言って落とされる」ことが多くあったことから、面接官の経験がある知人からアドバイスを受けた通りの回答で
「この業種で働きたいと思い同業他社で受けておりますがまだご返事はいただいておりません」
と答えたそう。「これ自体はなんの問題もなかった」というが、驚いたのは後日のことだった。
「当時一緒に暮らしてた恋人に何故か私の面接での様子、回答した質問の内容、履歴書の詳細が伝わっていて、それについて意見をされました」
当時の恋人は面接を受けた企業に勤めていたわけではない。チェーン展開するドラッグストアで薬剤師をしており、「しかも諸事情で休職中」だった。
「ですが何故か知っており一言一句訂正され、内容の不快さよりも面接状況を何故知ってるのか」
と疑問と動揺を隠せない女性。恋人に聞いても詳細はわからなかったというが
「(面接した企業に)知り合いがいるそうで、さすがに個人情報が漏洩されていて恐怖を感じました」
と衝撃を振り返る。いくらなんでもコンプライアンスに問題がありすぎる。
この一件で狭い世界のコミュニティの恐ろしさが身に染みたようで、
「大手でも島単位になると、島民の特に新規者の情報は同業でなくても出回るんだと(知り)二度と島等で就職をしないと決意をした日でした」
と懲り懲りした様子で綴った。
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