三越伊勢丹が文化服装学院などと産学連携プロジェクト実施、ユニフォームを制作

　三越伊勢丹が運営する「ISETAN STUDIO」が、文化服装学院と繊維専門商社「モリリン」との産学連携プロジェクトを行い、「ISETAN STUDIO Multi Color LAB」で働く従業員のためのユニフォームを制作した。

　同プロジェクトは、文化服装学院の学生が実社会におけるビジネスの臨場感を味わい、学ぶ機会とすることを目的とする。ユニフォームのデザインにあたり、学生自ら「ISETAN STUDIO」の従業員にヒアリングを実施。ロゴなどの細かいディテールや実際の着用感の確認などのやり取りを通じ、何度もディスカッションとワークを行ったという。素材には、モリリンが独自素材として開発した、汚れや色褪せに強い原着繊維「EVERNICE®」を採用。モリリンの工場で縫製を行った。ユニフォームはユニセックスで着用可能。マットな質感のチームロゴを入れることで、ユニフォームとしての統一感を表現した。またユニフォームには、多数のポケットをデザイン。大きなポケットは取り外し可能で、ショルダーバッグとしても使用できる。
　同プロジェクトは、文化服装学院、モリリン、三越伊勢丹の関係者を集め、2月10日に「成果共有会」を開催。学生によるプレゼンテーションをはじめ、三越伊勢丹の営業本部オンラインストアグループ長らによる講評が行われた。今後、同プロジェクトのプロモーションムービーや制作過程の記録を、学生が主体となって発信予定。ユニフォームは完成後、ISETAN STUDIO及び外部展示会出展などで実際に着用するという。